管理人はだれ！？

2015年7月21日「火曜日」更新の日記

工事の住民説明会は、工事の請負者が決定して、本工事が始まる前の日曜日に開催されることが多いのです。内容は次のようなものです。修繕工事の請負者が決定し本工事が始まるまでの期間を一般的に工事準備期間といいます。この工事準備期間中に実行しなければならないことは次のようなものがあります。①管理組合が準備するもの：住民説明会の日時と会場設営予約＆工事請負契約時支払の前渡金の準備②請負者が準備しなければならないもの：工事請負契約書の作成（三通）＆施工計画書（特記仕様書に基づく内容の具体化、安全計画・対策、工事組織表、緊急連絡表、作業員名簿、工程表、仮設計画図など）＆住民配布用工事協力願の小冊子作成③設計監理者は、請負者が作成する資料の原案をチェックして指導する。工事請負金額が煮詰まって内定すると、管理組合は理事会承認をとり、請負者が内定してから一週間後位に設計監理者立会で、管理組合代表理事（理事長）と請負者との間で修繕工事請負契約が締結され、三者が記名、調印し、契約は完了する。工事準備期間は一般的に一五日間前後設けられます。契約後の工事着工前の住民の集まりの良い日曜日に、工事の住民説明会が開催されます。この説明会は請負者が主体となって進行します。説明会は次のような内容が一般的です。【①管理組合側から請負者決定までの経緯説明②設計監理者の挨拶と、本工事内容（範囲）の説明③請負者代表者の御礼挨拶と工事関係者の紹介④請負者からの工事の進め方などの工事説明（事前に配布されている工事協力のお願いと注意事項記載の小冊子による）、仮設工事、仮設建物の位置説明、工事日と時間の説明⑤工事に関するクレーム処理方法の説明、工事内容の掲示方法の説明⑥住民からの工事に関する質問、応答⑦その他】以上が工事に関する住民説明会の内容です。工事が着工され、クレームを言う住民の大半はこの住民説明会に出席されなかった方々です。住まいながらの修繕工事を円滑に進められるかは、この住民説明会に出席する住民数にかかわっているといっても過言ではありません。

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