管理人はだれ！？

2015年10月12日「月曜日」更新の日記

この方法は一社にのみ不動産の売買の仲介を依頼するというもので、ここまでは先に述べた専属専任媒介契約と同じであるが、違うのは自己発見も同時に行なってもよいということだ。期間は３か月が原則で、新たに延長もできる。その間には、ほかの業者には依頼はできないことになっている。もしほかの業者の紹介で契約が成立した場合には、土地、マンション、一戸建て、すべてにおいて最初に依頼した業者、すなわち「専任媒介契約」の業者に、先に述べた「取引価格×３％＋6万円」の手数料を支払わなければならない。ただし、先にも述べたようにほかの業者ではなく、自分で買い手を搜して売る分には問題はない。この契約では、業者は２週間に１回の間隔で、依頼者に対して活動の報告をしなければならない決まりになっている。だから、これもしないような業者で、しかも営業態度が緩慢であれば、いつでも媒介契約を解消してもさしつかえはない。専任媒介や専属専任媒介のメリットは、契約を結んだ他の業者に売買の主導権を取られない、すなわち、自分のところだけに仲介が任されているので、一生懸命に営業活動をすることにあるといわれている。しかし、実態はまったく反対で「ゆっくりやっても３か月間は自分のもの」ということで、業者が手抜きをして、うまくいかないことが多い。つまり悪質な業者とこの契約を結んでしまった人にとってはデメリット以外の他ならない。それを避けるために、業者間に「レインズ」といってコンピュータの端末で業務の進行状況を見られるライン情報を流すことが義務づけられている。しかし、これをしても、依頼を受けた業者が「お陰様で商談中です」と言ってしまえば、例えそれがうそでも、ほかの業者は入り込めない。専任媒介でのんびりする業者は、大手の岡定給の業者に多いので、動きが緩慢だったら一般媒介に切り替えてしまうのがよい。

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