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『猫のための留守番対策』

2015年12月29日「火曜日」更新の日記

2015-12-29の日記のIMAGE
猫は本来単独で行動する生き物なので、留守がちな家族にとって理想的なペットといえるでしょう。睡眠時間が長い動物でもあり、一日の三分の二は寝ています。ですから、飼い主の留守中にはほとんど寝ていて、犬のように寂しがることも少ないようです。しかし、猫の年齢や性格などによっては、まったく問題がないとも言い切れません。テーブルの上に出しっぱなしにしておいたマヨネーズ容器がボロボロにされて中身が飛び散っていたり、ティッシュペーパーの中身を全部出してしまったり、花瓶が倒れて床が水びたしになっていたり……などの話はよく耳にします。マヨネーズやティッシュペーパーの被害者は飼い主だけですが、花瓶が倒れて水びたしになった場合、マンションでは階下の家に被害が及ばないとも限りません。猫の興味の対象になるようなものは、片づけて出かけるようにしてください。その代わりに、猫のお気に入りのオモチャを用意します。冬場、猫は寒がりだからと、ベット用の暖房器具やホットーカーベットの電源を入れたまま留守にする人が多いようですが、これは火の用心の面からも危険なことです。電気器具の電源は抜いて出かけるようにしましょう。防寒対策としては、ひなたぼっこができるスペースを作る、湯たんぽを用意するといった方法がよいでしょう。猫は単独行動型とはいっても、それはハンティングを単独で行うという意味で、一生ひとりぼっちでも寂しくないというわけではありません。去勢・不妊手術をした猫は、いつまでも子ども気分で遊び好きですし、遊びにはハンティングの本能を満たし、エネルギーを発散するという意味もあります。私は、留守がちだったり、共働きの家庭の場合には、二匹で飼うことをすすめていますが、二匹になったから世話の手間が二倍かというと、一匹の場合とほとんど変わりません。それどころか猫どうしで遊ぶため、人間が遊んでやる時間が少なくなり、手間が省けると考えてもよいでしょう。ただし猫にも相性があります。二匹がすんなり仲よくなれない場合は、獣医師などの専門家に相談して対処してください。

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