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どんな情報でも即広がる時代に

2016年3月12日「土曜日」更新の日記

2016-03-12の日記のIMAGE
近年、情報がロコミで広がりやすい時代になったことも、注目したい点です。以前は資本力があり、広告をパンパン打ち、たくさんの営業マンを雇える会社が営業力のある会社でした。しかし、今は大きく状況が変わっています。一言でいえば、いい情報も悪い情報も、口コミによって広がるようになってきているのです。考えてみれば、1990年代までは、人と連絡を取るには直接会うか電話、もしくは手紙、ファックスくらいしか手段がありませんでした。その後、ポケベルが登場し、携帯電話が生まれ、ブログ、SNSと発展し、現在はツイッターがあります。特徴的なのは、携帯電話までは1人が1人に何かを伝えることが中心だったのに対し、メールができてからは一人が複数の人に低コストで情報を送れるようになったことです。人気のあるメールマガジンやブログは数万人が見ていますから、大きな影響力を持っています。しかも、携帯のような端末機器から気軽に発信できるために、それまでなら話題にもならなかったような小さな情報が、簡単に早く広まりやすくなっているのです。すでに、「このケーキ屋さんのロールケーキがおいしい」というツイッターでのつぶやきが原因で、その店に行列ができるというような現象はあちこちで起こっています。これからは、住んでいる方が「このアパート、すごく住み心地がいいよ」とブログやツイッターに書くことで、空室が埋まるということがあるかもしれません。または、大家さんの名前が広まり、「あの大家さんのアパートなら、安心だろう」「あの大家さんの物件はやめておいたほうがいい」という風に、大家さんによって物件の価値に差が生まれることもあるでしょう。

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