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長谷工不動産

2016年10月21日「金曜日」更新の日記

2016-10-21の日記のIMAGE
藤和不動産や有楽土地の場合、親会社である建設会社との関係が、現在はそれほど購入者に伝わってこないのに対して、親玉の建設会社を中心に、グループとしてのカラーを色濃く残しているのが長谷エグループだ。長谷エコーポレーションが設計と施工を担当し、長谷エアーベストが販売、長谷エコミュニティが管理を担当するという具合である。建設会社系というカラーは、長谷工不動産の売り方にも表れている。モデルルーム来訪者に、ネイキッドールーム」と称して、建物構造の内部を人体解剖模型のように再現して見せることで、建物の構造に関する信頼を得るという手法を駆使するようになったのは、長谷工不動産が先駆けだった。だが肝心の、長谷工不助産が好んで強調する、「グループの総合力」というものが何なのか、私には具体的に伝わってこない。企画という面から各物件を眺めてみると、「モア」シリーズの名前で長谷工不動産が単独で企画したマンションよりもむしろ、長谷工不動産が他の不動産会社と共同で売り出したマンションや、長谷工不動産とは別に長谷エグループとしてかかわった物件のほうに、マンションという住まいならではの企画の提案を見つけることができる。総合地所との共同事業で販売されたいくつかのマンションなども、そのいい例である。総合地所+長谷エグループが販売するマンションではここ数年、グリーン・コーディネーションにこだわった外部アプローチの計叫が目を引くのだ。総合地所は、もともと商社の安宅産業の住宅事業部門が安宅地所として昭和五二年に独立した不動産会社である。その後、昭和五九年に現在の総合地所に改名した。「フォレストヒルズ港南台」では、広人な敷地の中に三万本の花をということでつくられたフラワースクエアや、人と野鳥が出会うというコンセプトでつくられたバードプロムナードを設けている。「ルネ調布国領モアークレスト」では、マンションを姓てる以前からその敷地内に植えられていたケヤキの木を、ランドマークのシンボルとしていかに残すか、という計画にこだわっている。エントランスにはシンボルツリーとしてのクスノキ、それ以外にもルーフガーデンやフラワーロード、ライラックーウォークというように、やはり植栽による外部アプローチの演出を強く印象づけられるマンションだ。

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