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自宅併用アパート、マンションで気を付けること

2017年3月7日「火曜日」更新の日記

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土地の真ん中に、古家が一軒建っている。割合と広い土地で、ほかには土地は持ってない。これが都内または近郊で、駅にも近いとなれば、家を建て替える際にアパート併用住宅か、ちょっと土地が広ければ自宅併用マンションを建てようと思いつきます。アパート併用住宅は一時期大流行した手法で、土地が五〇~六〇坪でも、住宅メーカーが競って半ば強引と思えるぐらいに建てたケースもありました。今は、自宅併用ではちょっと狭いと思われる五〇~六〇坪の土地ではさすがに建築することはなくなりましたが、八〇~一〇〇坪以上あれば自宅併用アパートは建築可能です。しかしマンションであれば、階層を重ねた最上階に自宅を建築するというのは、土地を有効に使う観点からも、自宅をステータス性のある最上階に構えるというのも、そして何より居住性のよい最上階に自宅をつくれるというのはよいと思われますが、アパート併用住宅というのは本当に必要でしょうか。よく考えてみてください。狭い土地の場合、一階にワンルームの部屋を三戸ぐらいつくり上階に自宅をつくるケースと、その逆に下階に自宅をつくり、上階を賃貸にするケースがありますが、大家と店子が同じ屋根の下というのはいいことが多い半面、あまりよくないことも多いものです。特にワンルーム等の単身者用住居では、必ずやトラブルの発生が避けられないものと思ってください。この程度の規模の自宅併用アパートでは、家賃収入がさほど大きくないので、アパートを併用して建築費が高くなるのと相殺して、いくらも手もとに残りません。このようなケースでは本当にアパート部分も必要かどうか、よく考えてください。土地が一〇〇坪を超えてあったら、アパート併用住宅ではなく、アパートと自宅を分けて建築することをおすすめします。アパート併用住宅の場合はどうしても音が気になります。特にそれまで割合と広い敷地に自宅が一軒建っていたのを取り壊して建築することが多いのですが、今まで人の目をそれほど意識せずに暮らしてきた人が、赤の他人と木造の壁一枚で隣り同士の生活にはガマンできません。

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