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ポイントは業種

2017年3月17日「金曜日」更新の日記

2017-03-17の日記のIMAGE
ロードサイドテナントというと、ファミリーレストラン等の飲食系、スーパー、ドラッグストア等の雑貨・物販系、同じ物販系でも、電器販売、コンピューター販売、家具販売等の大型耐久財販売系、ガソリンスタンド、車のショールーム、ディーラー等があります。そのほかにもいろいろありますが、どこの場所でもどんな業種でも出店するわけではありません。立地、前面道路の幅、信号の位置、上りに位置しているのか下りに位置しているのか、そして交通量はどうか。トラックが多いのか乗用車が多いのか。近辺の人口密集状況はどうか。さらに、土地の大きさはどのくらいか、接道は何メートルか等、業種によって出店を希望する立地も違ってきます。コンビニのように一〇〇坪程度の土地でも出店可能なものから、スーパー等のように二○○○坪から三〇〇〇坪必要なものまでいろいろですが、テナント側の出店希望も以前の幹線道路第一主義から生活道路への出店へと戦略を転換している傾向が見受けられます。これは前にも述べたように、ロードサイド型店舗の場合、駐車場への進入路が幹線道路に面していると、トラックがビュンビュン飛ばして走っているので入りづらいということからきています。特に最近は主婦ドライバーが増えていますが、あまり運転の得意でない彼女達は、幹線道路沿いの店よりも生活道路沿いの店のほうが入りやすいようです。ただし幹線道路沿いでも裏から進入路を取れる場合はいいようです。女性ドライバーが増えてきたことによってロードサイドテナント惻の希望立地が変わってきているわけですが、同じようにロードサイドテナントの客用駐車場も変わりつつあります。女性ドライバーはあまり車庫入れが上手でないので、一台あたりの駐車スペースが以前よりも広くなる傾向があるのです。ロードサイドテナントには全国的なチェーン店も多く、店舗の大きさから必要駐車台数も決まっていますので、必然的に必要土地面積も大きくなりつつあります。その一方で家賃との兼ね合いから、そう充分に広さを確保できない場合もあり、現在のところは常に試行錯誤を重ねているのがロードサイドテナント出店計画と見てもよいでしょう。

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