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落下する鬼瓦

2017年4月30日「日曜日」更新の日記

2017-04-30の日記のIMAGE
 珪藻土を塗り始めても専務は現場に現れなかった。左官屋のおじいちゃんは足場のことなど忘れたように、やわなハシゴでスイスイと汚れた外壁を塗っている。だが私は、仕事をしていても気が気ではなかった。そこに電話が入った。左官屋のおじいちゃんからだった。「大変ですよ。お宅の屋根の、鬼瓦が落ちてきそうだ」「ええっ、瓦が落ちるですって」フジツボガス管に続いて落下する鬼瓦とは!おじいちゃんはマスキングをしていたペンキ屋さんが屋根に登ってどーのこーのと叫んでいるが、話がよく分からない。「すぐ向かいます」と言って、会社を飛びだした。そりゃ大変だと上司も同行してくれた。吉祥寺に向かう途中、上司と私はそれぞれの携帯から専務に現場でトラブルが発生したと、何度も電話を入れた。会社にも伝言を残したが、折り返しはなかった。現場に着くと左官屋さんを囲むように職人たちが表に出て心配そうに屋根を見ている。今日から下地を整えるためペンキ屋さんも入っていた。タイル屋さんも現場の視察に来ていた。それなのに専務がいないとはどういうことだ。皆、私に気付くと、じりじり鬼瓦が下に向かって移動してくるんだと言った。鬼瓦とは、屋根の棟の端に付けられた、雨水が建物内部へ浸入することを防ぐ役目を担う瓦のこと。見るからに重そうだ。「とりあえずペンキ屋さんが動かねえように紐でゆわいてくれたんだけど、珪藻土塗ってる頭の上からあんなもんが落ちてきたら、お陀仏だよ」まん丸い顏のおじいちゃんは、ふぐのようにほっぺたを膨らませて抗議している。勢い余って、とりあえず屋根を見てくると、ハシゴを登ろうとする私を、皆が止めた。降りてこられなくなったら大変だと言う。それを振りきり2階の高さまで登って下を見ると、その距離感にめまいがした。フィジーでパラセールに乗って空中を漂った時、気流の関係でパラセールはどんどん地上から離れて、気が付いたら自分が天空の点になっていた。それを自覚した途端、心臓発作を起こしそうになった記憶が甦り、足がすくんだ。あの時と同じく、足もとは微妙にゆらゆら振動している。こんな不安定なハシゴに乗って珪藻土を塗っていたんだ。今さらながら職人の凄さにはかなわないと兜を脱いだ。目をつぶって降りてこいと下から左官屋のおじいちゃんが叫ぶ。やっとの思いで地上に足が付くと、怒りがこみ上げてきた。上司は専務に連絡を取ろうとする私に、さっさと修理しないとまずいですよと耳打ちした。「この近くの瓦屋を調べて、大至急見積もりに来いと手配しておきました。とりあえず数時間の工事で屋根を全部直してくれるそうです」機転の利いた彼の判断で、隣の三鷹から若い職人が駆けつけてくれた。鳶職のように屋根の上を歩き回った末、瓦があちこち割れてますね。

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