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ドア構造一つが命取り

2017年8月1日「火曜日」更新の日記

2017-08-01の日記のIMAGE
統計にもなく、警察にもどこにも届けられていない、住まいの構造が原因の重大なけがや、脳卒中の患者の数は、きりがないほど多い。たとえば、子どものドアでの指つめ事故。これは、どの外科医も年に二~三例は診ているという。だいたいはドアの蝶番のあるほうに手をついて、重いドアが閉まったとたんに指先を滾してしまう事故で、団地のような集合住宅に多いという。それもほとんどが玄関ドアであることがわかっている。ご存知のとおり、集合住宅の玄関はほとんどが北向きだ。北側の外部廊下に面して、この玄関ドアはずらりと並んでいる。 これらはすべてスチール製で、重量も三〇~四〇キロある。このドアが大きく開くと、玄関側の蝶番の部分は、大きくワニのように囗を開ける。これが北風に吹かれて、パタンと閉まる。身の毛もよだつような光景だが、この危険な玄関で、小さな子どもたちは靴をはいたり脱いだりせざるを得ない。子どもは不安定だから、どうしてもドアに手をつく。不幸にも、ここはふだん暗くて狭いので、誰かがいっしょだと玄関ドアを開けていることが多い。たいていは親なのだが、何かの拍子にこの子の手に気がつかずにパタンと閉めてしまうことがある。 「ギャー」という叫び声にあわてて開けるが、そのとき子どもの指は……。このドアの圧縮力は、風にでも吹かれるとなんと六〇~七〇キロの集中荷重がかかるといわれている。私もこの苦い体験をしたことがあるが、そのときは、子の指を口にくわえて温めながら、この憎いドアを何度も蹴飛ばした。それから極力、このような設計にならないように努めているが、このことで私は、住まう側も注意ができることを学んだ。私はこのとき、二度とこの種の事故が起きないように、ドアの蝶番の部分に、ボール紙を赤く塗り、じゃばらに折ってドアと枠に接着テープで止めた。ドアが開くとじゃぱらも開き、中に塗った真っ赤な色が飛び出す。これが閉まろうとすると、小さな子どもの指などはねのけられてしまうようにしたのだ。しかし、ドアで本当に恐ろしいのはトイレのドアである。中でもマンションなどの高層住宅のトイレのドアは、外開きにすることが望ましい。これは、脳卒中患者の扱いの多い脳外科の医師や消防のレスキュー隊員の意見だが、高層住宅のトイレで倒れられると、助かる場合でも手遅れになりやすいというのだ。 軽い脳卒中を起こし、中で本人が気絶すると、たいていは中からドアをふさぐように倒れ、ドアが内側へは開かない。かといって、高層住宅では外から入るわけにもいかない。中に人が居るだけに、乱暴に蹴破るわけにもいかない。長時問かけてドアを切って救出するころには、手遅れになっているという。こうした実例から、私が設計するトイレのドアは、極力引き戸にする。狭い場合は、必ず外開きにする。中の床との段差もつけない。ドアを内開きにすると、どうしても中に置いたスリッパに当たるから、一段下げるのが普通なのだが、この段差はあまり感心しない。つまずきやすいし、掃除もしにくいからだ。けがをしない階段のサイズ階段での事故もまた、とくにお年寄りが犠牲者となりや、死亡に至るスも決してまれではない。小住宅の階段の設計は難しく、どうしてもここに無理が生じやすい。幅は狭く急で、ひどいときは手すりも省かれてしまう。もちろんそんな階段でもちゃんと上り下りできるし、慣れると駆け上ることもできる。しかしそれは若いときのことで、年をとると手放しでは不可能だ。もともと日本の小住宅では、階段の歴史は浅く、ひと昔前までは、はしごが主流だったのだから仕方がない。本格的な階段は西洋建築のホテルや公共建築物にしかなく、これは極端にゆったりしていた。西洋の住宅では、階段は玄関などのホールの中心的存在で、じつに堂々としている。 映画の「風と共に去りぬ」で、ビビアン・リーがさっそうと駆け下りてくる吹き抜けの階段は、新築時の奥さん方誰しもの夢だろう。だが実際は、どの家でも無残にせばめられる運命にある。ところで、落下事故でいちばん多く、死亡率も高いのが、いわゆる鉄砲階段と呼ばれる一直線の階段。ふだんは上り下りしにくい回り階段のほうが、事故も少なくけがも小さくてすむ。そこで階段の形状は、途中でUターンして折り返す形の、いわゆる「行って来い」式が安全ということになる。その場合でも両側に手すりが欲しいが、それが無理なら少なくとも内回りの側には絶対に必要だ。そして階段の下には、大きなガラスなどがないようにしたい。万一落ちた場合でも、被害を最小限にとどめるためだ。また、階段の角度も大切で、足が乗る所、つまり「踏み面」の奥行き寸法は二二~二五センチ、段の高さ、つまり「蹴上げ」は一八~二〇センチがよい。これ以上ゆるくてもきつくても危険となる。踏み面だけを広くして蹴上げはきついとか、蹴上げはゆるくとも踏み面は狭い、というのは危険なのだ。事故を見ると、スリッパのとき、靴下のとき、素足だが足に汗をかいているときと、それぞれにまったく違うことがわかる。滑り止めをつけたがために、かえって引っ掛かりやすく危険になる場合もあるのだ。結局安全なのは、落ちたときのことを考えたうえで、その対策として落ちる場所に分厚いじゅうたんを敷いてソフトな仕上げにしたり、下の壁を板張りなどの弾力性のあるものとすることが得策のようだ。

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