管理人はだれ！？

2017年8月17日「木曜日」更新の日記

３つめは、三階建てのプラン。設計は、「ＳＹＮＡＰＳＥ」の佐藤宏尚氏と山下新氏。「今回必要な要素（クリニック・住居・住宅縦動線・自然）を接続すべきか、分節すべきか」という視点から「線分（リニア）の幾何学まで還元」し、分析・築した結果、両氏が導き出した解答は、「自然と最大限の接続を持ち、動線の交錯を避け、変化のある豊かな空間を内包する」というもの。 　その大きな特色は、道路に面した北側に「広々とした開放感溢れる最大限の外部空（ＶＯＩＤ）」を創出したことだ。このＶＯＩＤが外観の大きな特徴になるとともに、「前面の山の方向を軸として緑を取り込み」「溢れる自然の光と風になびく蔦の葉は自然を強く意識させる」ことになるという。また、各室の開口部をＶＯＩＤに面して北側に設けることで、「眩しい直射光を避け、安定した天空光と壁面からの間接光を採り込むことができる」と佐藤氏。壁面に投影される影は、時間や季節を感じさせることになるという。 　 １階のクリニック部分は、廊下を設けず、動線概念図をそのままレイアウト。使い勝手のよさとスペースの無駄を排除するとともに、各室にはＶＯＩＤに面して開口を設け、テラスと一体となった空間を演出している。とくにテラスにはさまれた待合室は、まるで外部空間のようだ。２階はＬＤＫとエントランスだけの構成。「廊下を介さずに直接エントランスから快適なリビング空間にアプローチが可能」で、間仕切りがない３７畳あまりの大空間は、Ｖ０ＩＤと一体的に知覚されることで、とても広々とした感じを与えてくれる。そして３階は、いちぱん奥に寝室、手前に充分な開口と通風および眺望を得られる浴室・トイレなどの水回りを配置。さらに露天風呂気分も味わえる開放可能な浴室に面してデッキテラスも組み込んだ。

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