管理人はだれ！？

2017年9月23日「土曜日」更新の日記

エアコン暖房で注意しなければならないのは、屋外の気温が低下すると、ヒートポンプの能力が低下するという点です。つまり、井戸から水を汲み上げるのに、いくら人きなバケツを使っても、井戸水の水位が低下していれば十分の水を汲み上げることはできません。現実に、雪国など、湿度の高い寒冷地ではエアコンの室外機は凍結して使いものにならないことがあります。また、温暖地でも寒冷時にはカタログどおりのＣＯＰ値は出ません。そこで、寒冷地では外気温がマイナスになる時期の暖房能力についても知りたいところですが、詳しいデータは公表されていません。日立空調システムの「寒さ知らずⅡ」はマイナス20℃でも強力に暖房できるようですが、今のところ業務用だけで家庭用はないようです。 　寒冷地では室外機を灯油ヒーターで暖める装置を付加したものもあり、暖房効果は高いのですが、ＦＦ式ヒーターと比べてさほど人きな利点はなさそうです。かえって、機構が複雑になるだけ、耐久性の面で不利になるのではないでしょうか。というわけで、エアコン暖房は補助的に考え、パネルヒーターやＦＦ式ヒーター、蓄熱暖房器具などをベース暖房にするのが理想的だと思います。ＣＯＰ値が向上しているとはいえ、エアコンだけで暖房しているユーザーの評価ではそれなりに電気代がかかり、快適性も劣るというのが一般的な感想です。

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