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住まいづくりの実践習得術

2017年11月13日「月曜日」更新の日記

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住まいづくりの全体像がある程度見えてきたら、今度は実践の場で住まいづくりのコツを学ぼう。頭の中で考えていることを、実際の現場を見ながら、さらに詳細に確認していく必要があるからだ。住まいづくりを学ぶ方法は、その気になればいろいろある。活きた教材のうち、いくつかをご紹介する。「住宅展示場」新築する際の参考として、約75%の人が視察に行っているのが住宅展示場だ。住宅展示場は、様々なハウスメーカーがそのデザイン、性能を競って建てている。しかし、展示場内の建物は、通常の建物よりかなり広くつくってあり、豪華な仕様になっている。こういったことを差し引いて、視察することが大事だ。隣の会社の建物とどこがどう違うのか聞いてみよう。より理解しやすくするため、何社分かのハウスメーカーの特徴が一目でわかるように、比較表を事前につくっておこう。項目としては、地盤や基礎、プランの自由度、防蟻方法、主要構造材の材種、工法、自然素材の使用部分、シックハウス対策、通風と換気対策、断熱対策、長寿命対策、住宅性能表示、価格性、メンテナンスシステム、間仕切りの可変性、リビングと子供部屋の配置関係などを記載する。設備機器、キッチン、仕上材などの豪華さだけが売り物の展示場はすぐ立ち去ったほうがよい。見た目の姿に翻弄され、参考になることがないからだ。単独の住宅展示場もある。会社そのものを展示場にしているところもある。宿泊体験できるところもある。いずれの場合でも、怖がらず訪問し、その会社なりの住まいづくりの哲学をしっかりと聞いて勉強していこう。何にこだわった住まいづくりをしているかがポイントだ。社長と直接話ができる会社であれば、必ず会って、住まいづくりのビジョンを直接聞こう。住まいづくりにおける不明な点、疑問な点、不安な点を含め、理解できるまで、納得いくまでよく52聞こう。いずれにしても、外側からだけ見ているよりも、中に入って実体験したほうが得策だ。「虎穴に入らずんば、虎児を得ず」である。

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