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モノが多いと困る、こんなこと  

2017年12月7日「木曜日」更新の日記

2017-12-07の日記のIMAGE
モノのない時代は、「たくさんあること=豊かなこと」でした。でも、モノが溢れている現代においては、たくさんあることは、むしろ暮らしの貧しさを表現している、といってもいいように思えます。モノがありすぎることで、デメリットのほうが多くなっているのです。そのデメリットには、たとえば、「狭さ」が挙げられます。日本の住宅事情は、多少向上したとはいえ、特に都市部では相変わらずの狭さです。狭い家にたくさんのモノを抱えて暮らすストレスは、相当のものです。広いスペースと違って、狭いスペースにたくさんのモノを片づけるには、高度な収納テクニックが必要ですし、誰にでもできる芸当ではありません。片づかない部屋は、掃除をするのもタイヘンです。何もない床の上なら、どんなに広くてもあっという間に掃除機をかけられますが、床の上にいろいろなモノが落ちていたり、じか置きされていたりすると、掃除機をかけるだけでも重労働。まして、拭き掃除なんてする気はなかなか起きないでしょう。掃除ができないと、散らかった部屋にうんざりさせられる上、つい自分を責め、自己嫌悪に陥ってしまう人は少なくないはずです。それに、片づかない部屋では、よくモノがなくなります。モノを探す時間もムダだし、探している間のイライラは、強いストレスになります。モノがなくなれば、探すのが面倒だからと、同じモノをまた買ってしまう。掃除がタイヘンだからと、「お掃除便利グッズ」を次々と買い込む。そうして、またなくしたり、使いこなせずしまい込んだりトモノが多いと、お金もかかるのです。モノが多いために起こる、困ったことは、それだけではありません。たくさんのモノがゴチャゴチャとしている場所では、神経が休まらないのです。こういう部屋では、どんなにおだやかで優しい人でも、怒りっぽくセカセカしてくるかもしれません。あるいは、疲れ切って無気力になり、新しいことにチャレンジすることもできなくなってしまう。それでは、人生がつまらなくなってしまいます。一人がイライラしたり無気力になるだけならまだいいのですが、こういう家に暮らしていると、家族全員が不機嫌になっていきます。皆がイライラしている、片づかない家に、家族は次第に帰ってきたくなくなるかも…。そんなことになっては大変です!

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