管理人はだれ！？

2017年12月12日「火曜日」更新の日記

「モノでいっぱいの暮らしを改善する」ことについては、テレビや雑誌の特集でよく扱われています。「どうしてもモノが捨てられないんです…」という人のお宅に、収納やインテリアなどの専門家がスタッフと一緒に訪れ、部屋中のモノを床やテーブル一面に広げ、「これは捨てましょう」「これはとっておきましょう」などと、依頼者とともに分類していく、といった具合です。それを、専門家が考えた機能的でおしゃれな収納に収め、要らないものは捨てるか、リサイクル業者を呼んで値段をつけてもらう、というような進行で、実に楽しく見ることができます。完成したお部屋を見ると、自分まですっきりした気持ちになりますね。これらの依頼者のその後というのはめったに放送されることはありませんが、いったい、どれだけの人が、あの美しい状態をずっとキープできるのかな、と考えることがあります。というのは、ダイエットにおける「リバウンド」と重ね合わせてしまうからです。実は、10キロ、20キロと体重を落とす人は、けっこう多いのだそうです。2ヶ月や3ヶ月という短い期間でも、それは可能なのです。しかし、体重を落とすのにかけた期間が短いほど、リバウンドが起きやすいのです。摂取カロリーをギリギリまで落とし、つらい運動に励んで、せっかく落とした体重を、ダイエットが成功した途端、みるみる元に戻してしまう人が、本当に多いのだそうです。もしかしたら、美しく整理整頓されたお部屋も、翌日からは少しずつ崩れ、いつの間にか元に戻ってしまっているのかもしれません。あなたもこんな経験はありませんか？オフィスのデスクや、自宅の台所などを一念発起して片づけ、我ながらうっとりするほどきれいに片づけたのに、しばらくするとまた、いつの間にかデスクには書類が積み重なり、何も出ていなかった台所のカウンターには、収納しきれなくなったモノがゴチャゴチャとたまりはじめる…。これこそ、「暮らしのリバウンド」です。ある日家中を総ざらいして、モノを捨てまくり、隅から隅まで片づけたとしても、それはいわば短期ダイエット。捨てたことですっかり安心してしまい、またぞろモノを買い込み、ため込んでいては、元の木阿弥です。これでは、いつまでたっても「持たない暮らし」にはなりません。では、暮らしのリバウンドはどうして起こるのでしょうか？

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