展示場へ出掛ける前に的絞り
2018年1月9日「火曜日」更新の日記
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- マイホームの計画にあたっては、ほとんどの人が住宅展示場に出かけ、自分の目でモデルハウスを点検することと思います。
住宅展示場には、各社のモデルハウスが並び、それなりの特徴をもっており、どのメーカーのものに決めてよいか、おおいに迷うはずです。そんな迷いを少しでも少なくするには、展示場に行く前に、できるだけ多くのメーカーの資料を取りよせ、その構造、工法、特色を十分把握し、どのメーカーの、どのタイプのものにするかなどをご夫婦、家族で十分話し合い、自分たち家族の欲しい家の的をある程度絞っておくことです。
家を建てる、ということは敷地が前提になることは言うまでもありません。狭い敷地に、どんな大きな家を建てたくても、建てることはできません。また敷地面積は狭くても、ギリギリいっぱいに建てれば、建てられないことはないから、将来、子どもたちも成長することだし、大きい家がいい、と言っても、そう話は簡単にはいきません。
後にみるように建築基準法での制限もあります。たとえば敷地が二項道路に接していれば、敷地は自分が思っているよりも、狭いものになります。また、民法での規定も考慮にいれなければなりません。民法では、隣地境界線から建物は50センチ以上離さなくてはならない、としています。が、これも相互のプライバシーを確保することや安全の見地から考えれば、75センチ、できれば1メートルは欲しいところです。
また、敷地のある場所が用途地域のどこに指定されているかも考えなければなりません。その地域指定によって、建ぺい率、容積率が違ってきます。それを無視して建てれば、違法建築として処分されます。
展示場へ出かける前に自分の所有している敷地面積とともに、こうした種々の制限を考慮にいれ、どれくらいの大きさの家が建てられるかを、まずおさえておくことが必要です。一般の住宅地でより良い住環境を維持するには、建ぺい率は30~40%と言われています。建物の広さを確保することは、もち論大切ですが、一生住むマイホームであることを考えれば、より良い住環境を守ることも大切なことを忘れないでください。
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