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現在だけで決めては失敗家づくり

2018年1月11日「木曜日」更新の日記

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 どのくらいの広さの住宅を建てるかは、資金との関係で考えるのはもち論ですが、家族構成からも決まってくることはいうまでもありません。が、それを、ただ単に現在の家族構成からだけ考えては、しばしば失敗する場合があります。  若いご夫婦で、小さい子どもが2人という場合は、この先20年近くは、その家族構成が変わらないという前提で、現在の子どもの成長だけを考えて、設計プランを立ててもほとんど問題はありませんが、子どもが高校生、大学生という場合は、単に夫婦に子ども2人という構成だけを頭に入れて設計プランを立てていいものかどうかは考える余地があります。5、6年先、長くても10年先には、子どもたちも独立し、家を出ていくかもしれません。または結婚して同居する、ということも考えられます。家族構成がある程度かわっても、無駄にならないような設計プラン、または応用、変更のきく設計プランを当初から取り入れたものにしておくことが賢明と言えます。  家族構成の変化は、子どもの成長によるものばかりではありません。中年以後の夫婦にとっては、老親との同居という問題も出て来ます。老親との同居は、もち論、中年以降の夫婦に限ったことではありません。若い夫婦においても、予期しない形で親との同居ということもあるでしょうが、ともかく、将来親をみなくてはならない立場にある人は、設計の段階で、一応そのことも頭においておくべきでしょう。  最近は、二世帯住宅のプランもバラエティに富んだものが出ております。従来の寝室だけを別にして、後のスペースはすべて共用というもののほか、玄関は1つで、1階に老親、2階に夫婦と子どもという1、2階タイプ。同じ1、2階タイプでも、外階段を設け、出入りもいっさい別というものもあります。玄関は1つでも、屋内に境壁を設け、それぞれの生活スペースを別にしてある2階建て連棟型、老親が1階、夫婦と子どもが2、3階を使う3階建てプランもふえてきています。  将来の家族構成の変化を考慮に入れ、これらの二世帯プランを当初から取り入れ、必要になるまでは、他人に貸すという方式を取り入れている人もいます。これは資金にそれほど余裕がなくても、他人に貸した家賃をローンの返済にあてることができるので、実現しやすいプランと言えるでしょう。  といっても、10年も20年も先のことを、当初プランに盛り込むことは、かなり資金的にも余裕がなくてはなりません。ただ、5、6年先には、家族構成の変化が予想される場合には、少なくとも、増築のスペース、または、変更、応用の可能な設計にしておく程度のことは、考えておいてもよいことです。

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