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自己資金、余裕がなくてカーテンつれず

2018年1月14日「日曜日」更新の日記

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 マイホームの取得を思い立ったとき、誰もが自分の年収で、どのくらいの住宅を建てる(買う)ことができるかを、まず考えます。そして、だいたいの見当をつけると、マイホーム取得の第一歩として、自己資金を貯めることから始めるわけです。この自己資金も、全体の予算の何割にするかは自分の収入に応ずることになります。自己資金以外は、住宅金融公庫をはじめとした公的融資、銀行ローンなどの民間融資を利用したり、親や兄弟から借りたり、という形で工面するわけです。  余裕のある経済状態の中でマイホームを取得する人はほとんどいない、といっても過言ではありません。当然、長期にわたる返済、それが家計に及ぼす影響を考え、できるだけギリギリにおさえた予算を組むのは人情です。ですが、このギリギリの予算というのは、こと住宅については問題となるのです。  ほとんどの人がハウジングメーカーなどのパンフレット類を集め、そこに表示されている価格と土地価格を目安に予算を組むことと思います。が、パンフレット類に表示されている価格は、本体だけの価格であることを見逃がしている人が案外多いのです。本体だけの価格であるということは、極端な言い方をすれば、家という形は整ったものの、水道の設備も電気の配線もない、ガスも引かれていないということなのです。また、屋外への給排水の施設もないということなのです。もち論、門塀、テラス、ベランダなどというものもつきません。庭も整えることはできません。その他、カーテンも照明器具も取りつけることはできません。新しい家にふさわしい家具什器を備えることもできません。つまり、家を建てるということは、本体価格以外にも費用がかかる、ということなのです。  こうした費用の他、建築確認申請手続き、ローン手数料、登記料、各種税金、火災保険、さらに上棟式、地鎮祭、そして新居への引越し費用もみなければなりません。これらの費用は、予算のうちの30%はみておかなければなりません。  これをみないで予算を組むと、資金プラン自体が大きく狂ってきてしまいます。工事進行中に、資金が不足し、借金にかけずり回らなくなったり、幸いに借りることができても、入居後の返済プランが、やはり大きく狂ってきてしまいます。  こうなると、長年の夢だったマイホームを取得した喜びも、そこでの生活を楽しむ余裕もなくなります。  予算には、これら本体以外にかかる費用をきちんと組み込んでおくことを、絶対、忘れないでください。

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