管理人はだれ！？

2018年1月26日「金曜日」更新の日記

　毎日の生活は、大へん繁雑なものです。その繁雑な生活がスムーズに運ぶことは、いろいろな意味でとても大切なことです。どんなに住まいが快適でも、毎日の暮らしが不便では、時間的にもロスは大きく、また毎日のことだけに精神的にも苦痛となります。ですから、家を選ぶ場合、交通の便、周辺環境とともに、毎日の暮らしに必要な生活施設が、どこにどの程度あるかのチェックも忘れないでください。 　買物至便、学校、病院近、という文字は不動産広告でよく目にするものです。が、現地へ行って、ただ案内人や業者に。どのあたりにあるのですか？などとすませないで、やはり自分の足で確かめてみることが必要です。魚屋は、八百屋は、クリーニング屋は、スーパーは、薬局は、病院は、保健所は…実際に歩き、ときには買物の一つもして、店の主人と話をしてみるのも、その町の雰囲気や気質を知る上で役立つかもしれません。思わぬ情報を耳にすることができるかもしれません。 　乳・幼児やお年寄りのいる家庭では、病院や小児科医院、内科医院や保健所のある場所も必ず自分の足で歩いて確認しておく必要があります。新興住宅地では、歯科医がない場合もあります。 どこまでいけばあるのか、町の人に訪ねておくことも必要でしょう。子どもが通う幼稚園、小学校、中学校、高校も所在を確認してください。学校の所在の確認で、気をつけなくてはならな いことは「学区」です。近くにある、と安心していたら、学区が違い、子どもの通う学校は踏切をこえ交通の激しい主要道路を横切って、30分も歩かなければならなかった、という話もあります。こうしたケースは、とくに区境、町境など、行政区の境界に近いところに住まいを求めた場合にしばしば経験することです。役所へ行って、この住所の場合、学区はどこで、どこの学校へ通うことになるのかを、まず確認してみることです。また若い共働き家庭では、保育園、学童保育の有無も確認しなければなりません。もし、それがなければ、他に預けられる場所があるかどうかもチェックしておく必要があります。そして、官公庁の所在も確認しておきましょう。 役所の本庁、出張所、電話局、郵便局、水道局、税務署、警察署、とくに転居当時は、こうした場所へ出向く用事が何かと多いものです。所在地とともに、交通の便についてもチェックしておきます。この他、できたら図書館、公会堂などにも足を運んでみることも悪くありません。こうしたところをのぞくことで、案外、町の雰囲気、文化レベルなどを知ることができるものです。 　以上、足の便、周辺環境、生活施設などをよく知るためには、晴れた日、雨の日、ウイークデー、日曜日、そして夜、と少なくとも5回は足を運び、それらの状況をチェックすることをおすすめします。

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