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モデルハウス、5つのチェックポイント

2018年2月2日「金曜日」更新の日記

2018-02-02の日記のIMAGE
 モデルハウスに入り、営業マンが出てきたら、まず次の質問をしよう。 「この建物の建築面秋は何坪ですか?」  答えが返ってきたら、さらに尋ねる。 「この仕様ならいくらで建ちますか?」  建築面積が80坪で値段が8000万円だと仮定すれば、坪単価は100万円ということになる。  数字をつかんでから、リビング、和室、キッチン、2階の子供室、寝室などをゆっくり見ていく。その際、しつらえてあるベッドやガラステーブル、ビュッフェの版画などは存在しないものと考える。  こうして、 1.坪単価100万円払えば、どのレベルの家が建つかを実感する。  厳密にいえば、坪単価は面積が小さくなるほど割高になるから、あなたが建てようとしている40坪の家では、同じ仕様でも坪単価100万円では不可能だ。  しかし、初めて建てる人にとって、家の大体の値段を知ることは何よりも大切である。  というのも、わが家は完成したもののモデルハウスに比べると貧相すぎる、とのボヤキを聞くからだ。  坪単価65万円の家と、かたや100万円である。違うのは当たり前。食べ物にたとえるなら、モデルハウスは五目チャーシューメンであり、フルーツパフェなのである。同じ種類とはいえ、ふつうの正油ラーメンやカップアイスとは似て非なるものといえよう。 2.天井の高さ、間口の広さを体でつかむ。  天井高が2m40mだとどんな感じがするか。2m70mになるとどうか。この辺を体得することだ。背の高い方ほどこの点には敏感だろうし、現在住んでいる部屋の高さにも影響されるはずだ。家づくりの際に重要視する条件かどうかも見学時に決めるとよい。  1間という単位が、住宅業界にはいまだに残っている。半間=約90mの幅を知っておくと、自分の敷地には、間口何間、奥行何間の家が建つかを概算できるわけだ。 3.台所仕事などをシミュレーションしてみる。  モデルハウスでは、間取りのつなぎ方などについてプロが知恵を絞っているものだ。  果たしてわが家族の生活に合うかどうか、実地に試してみることだ。特に、買い物から帰って玄関に入った時点からスタートし、食料品を冷蔵庫にしまい、夕食の材料を取り出し、洗い、調理し、配膳し、食器を片付けるまでをシミュレーション(模擬実験)してみるのである。専門家のアイデアをどんどん拝借しよう。 4、1階の部屋に腰を落ちつけて、2階の音に聞き耳を立てる。  ある展示場のモデルハウスでの実話だが、1階奥の和室に座って営業マンの話を聞いていたら、パタン、パタンという音が上から聞こえてきた。2階の部分が事務室になっていて社員が出入りしているのだ。  「音が響きますね」と皮肉をいったところ、「このモデルハウスは突貫工事でやりましたから・・・」とあっけらかんとした返事が返ってきた。 これには驚いた。  確かにモデルハウスはいずれ取り壊される存在だ。余計な部分に金をかけないというのも、もっともな理屈に思える。 しかし、こんなメーカー、信頼できる訳がない。 5.廊下のきしみをチェックし、築何年か聞く。  モデルハウスの廊下がきしむようだったら、係員に、建って何年経っているか聞いてみることだ。もちろん、それとなくである。築5年でミシミシいうようなら、そんな会社はパスしよう。これも実際にあったケース。  お客だけでなく社員もオフィス替わりに使っているため、モデルハウスの消耗は早い。誰も知らぬうちに、自然と商品の耐久テストをされている訳だ。

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