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キャンペーンは年中やっている

2018年2月8日「木曜日」更新の日記

2018-02-08の日記のIMAGE
 住宅メーカーの広告は派手である。新聞に折り込まれてくるチラシ、ダイレクトメールに入っているカタログ、どれもカラフルで大型、紙の質もよい。  キャッチフレーズがまた、すごい。 ・25周年記念/特別フェア 感謝を込めて、特別仕様。さらに特別価格 ・新登場 フリープランマイホームフェア先着150棟を特別価格・特別仕様でご提供 ・特選30プラン 限定30棟記念仕様価格販売 ・30周年記念新商品、限定発売。総タイル貼り 鉄筋コンクリート 首都圏限定80棟 ・この夏だけの限定プラン! 高級タイル貼特別仕様 限定30棟  朝刊でいえば、自社連立政権ができたときのような大きな字である。しかも赤などの派手な色を使うメーカーが多い。  知らない人がこのチラシを見ると、何だかすごいことのように感じるだろう。素敵なシステムキッチン、シャンプーキャビネットも付く。期間は、と見るとあと3週間しかない。もともと計画はあったんだから、今がそのチャンスかも。金利も今が底だろう。  こんな風に考えて営業マンに電話をかけることになる。  あなたの家庭の事情からみて、家づくりを決断するのにベストの時期であったら、キャンペーンを活用するのは得策といえる。  しかし、今契約しなければ損とチラシに釣られるのは賢明でない。私自身の反省でもある。 というのはこの手のキャンペーン、年中やっているのだ。年中というのが言い過ぎなら、年4回の住宅金融公庫募集時期に合わせて行われると言おう。  私が契約したとき、メーカーの女性営業社員は、「5年に1度のおトクなキャンペーンです」とのたもうた。  ところが数ヵ月もたたぬうちに、もっとトクなキャンペーンをやったのである。営業マン個人の責任ではないが、感じのよいものではなかった。  参考までに、どんな形でキャンペーンを行なったかご紹介しよう ・93年11月(私が契約したもの)  発売10周年記念商品××登場。発売記念モニター募集! 3.3㎡あたり38万円台より  特典〔ハッチ2台、掘りごたつ、エアコン3台、照明器具、カーテン等付き〕 ・94年2月  ヒット商品誕生! 感謝価格3.3㎡あたり33万円台より 全シリーズ  特典〔1階全居室に暖房機、照明器具等〕  11月のキャンペーンに比べると坪単価でおよそ5万円下げている。およそ、というのは全く同じ仕様ではないからだ。特典が全く同じだと、私のように11月に契約した客のクレームをかわせないと考えたのか、特典は若干グレード・ダウンしてある。 もう少し見てみよう ・94年11月  株式上場×周年を記念して特別感謝価格でご提供! 3.3㎡あたり33万円台より  特典〔ハッチ1台、エアコン3台、清水器等〕  この内容だけ見ると錯覚してしまうかもしれないが、94年2月と坪単価は同じなのである。 特典についてはエアコンを復活させ、清水器を加え、照明器具を除くという小細工をしたわけだ。  年中やっているだけでなく、中味も変わり映えしないことがおわかりだろう。  これは1社だけの例だから、すべての住宅メーカーがこの手を使っているとは限らない。家づくりを計画中の方は、メーカーのキャンペーンのチラシ等を順に集めてみてはどうか。お客を大事にするフェアな会社を発見できるかもしれない。

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