地盤補強費はこんなに高い!早めに調査を
2018年2月23日「金曜日」更新の日記
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- 契約する前に、水道・ガスなどのいわゆる別途工事にどれだけかかるか、営業マンに確認しておくべきだ。
私もしつこく聞き、営業課長も概算を教えてくれたのが、こと地盤補強費に関しては明言を避けるのである。
杭を地面に打ち込んで荷重をかける、地耐力試験をやってみないとわからぬというのだ。なおも食い下がったら、30万円から200万円という返事が返ってきた。結果は69万5000円であった。
スウェーデン式サウンデイング試験というもの。敷地内3ヵ所で測定したところ、ほぼ同じような結果が出た。
シルト層に入ると試験機がゆっくり沈んでしまうというのだ。
普通の基礎では将来土台にヒビが入る恐れがあり、長さ4mの杭を打つ必要有りとの判定であった。
水田や沼を埋め立てた土地では補強が必要といわれる。
拙宅は町名に柳が付いているぐらいだから、その懸念も強い。大きな池もあった。底でもひび割れしていたことも考えられる。
ただ、隣家の工務店主に聞いたところ、この辺の土地は強いとの話で、自分の家(2階建)も杭なんか打たなかったという。地耐力はその敷地によって微妙に違うのかもしれない。
ひとつ釈然としないのは、地耐力を調査した業者が、その後の杭打ち作業を行った点である。
軟弱であればあるほど商売につながる。住宅メーカーにしても。客の懐で地盤を強くしておけば、あとあと保証するケースも減るメリットがある。
こんな疑心暗鬼になるのも、調査をする前に、どういう結果だったらいくらかかる(どういう処置をする)かを、確かめなかった私が甘かったからだ。しかしながら微妙な判定の際は、ことがことだけに安全策をとるべきであろう。
地盤調査費のポイントをまとめる。
1.安くより、早く行うことが大切
中古住宅や土地を買う時には必ず調べておきたい。それを怠ると私のように痛い目に会う。
住宅メーカーがキャンペーンで無料地耐力調査をやることもある。これは申し込んだ方がトクだ。
2.2社以上に試験させる
住宅メーカーが調査会社を選ぶのがふつうだ。同じメーカーに2社選べというより、別の住宅メーカーに頼んだ方がよろしい。調査料の数万円は交渉してみることだ。
3.地盤補強の基準を、事前にメーカーから入手する
建築家に依頼せずに、素人がしのげるのはここまでであろう。そのメーカーの××タイプは地耐力が3t/㎡だったらどういう補強を要するのか、調査する前に入手しておこう。基準がはっきりしていれば、見積りについての不透明感は除くことができる。
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