部屋探しは重要!快適な生活を送る方法!あたらしくらし

トップ > 平成30年2月> 28日

交渉を有利に進める3つの裏技

2018年2月28日「水曜日」更新の日記

2018-02-28の日記のIMAGE
 交渉事を有利に運ぶためには、打ち合わせの場所、時間、出席メンバーなどについても考慮すべきである。  交渉場所を例にとれば、日米間の貿易交渉であれば米国が日本を呼び寄せるし、春闘の賃上げ交渉などでも、社長以下の経営陣が労働組合の事務所へ出向くのはまれだろう。地元や自分のテリトリーで待ち受けた方が有利だと、みんな知っているからだ。  競馬のように関西から関東へ遠征してくる馬が勝つのは、力の差があるからだ。凡人はこのマネをしてはいけない。 1.モデルハウスでの打ち合わせは避ける  家を建てようとする場合、住宅メーカーのショールームやモデルハウスで打ち合わせるのがふつうである。カタログなども手近にあるし、カーテンレールなどの現物も手に取れる。  だが、金銭面の交渉事をするには向いていない。  住宅メーカーの人間にとっては勝手知ったる仕事場だが、客としては見慣れぬ部屋、インテリアも豪華でつい我を忘れてしまう。しかも相手はセールス・トークを駆使して客に判を押させるプロだ。かないっこない。  あなたのホームグラウンドで交渉するのがベストである。  自宅へ呼ぶ以外の方法も可能だ。近所の喫茶店を交渉の場にすればよい。慣れない場所なので相手は少々不安な心理状態になるようだ。そこを突こう。 ファミリーレストランやファーストフード店でもよい。支払いは割勘の心意気でいこう。 2.体調かベストな時間帯を選ぶ  交渉は疲れるものだ。相手がすんなり応じるケースは少ないから、体力はもちろん心理的なエネルギーも必要となる。  交渉に勝つには、自分の体調がベストで、相手がバテ気味なのが望ましい。営業マンは客と打ち合わせるのが仕事だからよいが、こちらは本業をもっている方が大半だろう。会社勤めや主婦業をしながら交渉するだけでもハンデなのだ。  その点、朝型の人は有利といえる。  住宅メーカーの営業マンは夜が遅い。客との打ち合わせが夜の10時までかかるのはザラである。当然、朝は眠いハズ。日曜や休日の朝10時に、近所の喫茶店に来てもらおう。  夜型の方は充分注意しなければならない。先方が眼をらんらんと輝かしている時間帯なのだ。 同じ条件なら形勢は不利になる。どうしても夜にこだわるなら、休日の夜というのはどうか。 彼らは、展示場のモデルハウスで来客の応対をして疲れている。昼食を口にするのが夕方という日も多い。これなら素人の施主でも互角に話ができる。休日の夜9時頃に待ち合わせをしよう。 3.フルメンバーで出席しない  役人や会社員が他と交渉する場合、初めのうちは大物は出席しないものだ。初回に顔合わせぐらいはするかもしれないが、そこまで。打ち合わせは担当者に委ね、最終局面になったところでおもむろに登場するのがふつうである。偉いからというより、その方がスムーズに話が運ぶからだ。  政治の世界でもそうだが、大臣が何か発言してしまうと、それが絶対になってしまいあとの交渉がやりにくくなってしまうものだ。  「上司に相談致しまして・・・」とワン・クッション置くのは生活の知恵である。  この原則を家づくりの交渉に当てはめてみよう。夫婦2人そろって出席するのはまずい。2世帯住宅を計画していて父と息子が発言権をもっているなら、一緒というのは避けるべきだ。 営業マンが床暖房や外壁をタイルにするよう提案してきても、即答しないで済む。家に帰ってからフルメンバーで検討すればよい。内々なら、「高いばかりで、アホらしい」と本音も吐ける。  後日営業マンと会ったときに、「家族が反対でね・・・」と軽く断われば済む。

このページの先頭へ