部屋探しは重要!快適な生活を送る方法!あたらしくらし

トップ > 平成30年3月> 24日

ライフベッドを備えよう

2018年3月24日「土曜日」更新の日記

2018-03-24の日記のIMAGE
 阪神・淡路大震災で大きな被害を受けた長田区の市立西市民病院は、7階建ての五階部分が完全に崩れた。五階には、46人の患者と3人の看護婦計四九人が閉じ込められたが、48人が奇跡的に助けられた。崩れた天井と床との透き間はたったの80センチしかなかった。  なぜ助かったのか。ベッドの脇についていた転落防止柵がガードの役目を果たし、体が押し潰されるのを防いだのである。また、ベッドから放り出されたと同時に下にもぐり込んで助かった人もいたらしい。  上から大きな物が落ちてきた場合でも、ベッドなら転落防止柵やパイプの角が障壁となり、全身を押し潰されることはない。マットがクッションとなりキャパシティもある。本やスタンド、水差しなどが置けるヘッドボードつきのベッドもあるが、これなどはレーサーのサポートと同じ役目を果たしてくれる。ヘッドボードのおかげで、天井が落ちてきたときに足をケガしたものの顔が助かったというケースもある。病人や高齢者、体が不自由で敏捷に行動できない人には、カプセルのような「地震に強いベッド」というものがあってもよい。  阪神・淡路大震災の犠牲者の半数以上は、60歳以上の高齢者であり、老朽化した木造家屋に住んでいる人が多かった。高齢者に機敏な行動を求めることはむずかしい。寝たきりのお年寄りは地震には無防備となる。  4人に1人という超高齢化時代を迎えて、「家屋が人を殺す」ような大きな地震が起きた場合、家が崩壊してもビクともしない「救命カプセル」があってもいいのではないか。ガードつきで、防災用品がいっぱい収納できるようなライフベッドだ。強い揺れを感じたら自動的にベッドのマットがストンと沈むというような、マンガチックではあるけれども、これも将来の商品開発テーマとして真剣に取り組んでもいいのではないか。

このページの先頭へ