部屋探しは重要!快適な生活を送る方法!あたらしくらし

トップ > 平成30年3月> 26日

地下は地震に強い

2018年3月26日「月曜日」更新の日記

2018-03-26の日記のIMAGE
 地下鉄はかつて安全だと言われていた。ところが、阪神・淡路大震災で天井がホームのギリギリまで崩れ落ちたのを目の当たりにして、多くの人は、地下の安全神話がもろくも崩壊したと受け止めたようだ。  しかし、地下は本当に安全ではなかったのだろうか。もし、日中、同じ場所の地上と地下に同じ数の人間がいたとしたら、おそらく地下よりも地上にいた人のほうが被害は大きいはずだ。  地下が地震に強いというのは、造りつけの家具が家と一緒に揺れるのと同じ原理で、地下の構造物が地面と一緒に揺れているからである。これに対し、地面の上に載っているものは、固定されていない家具が揺すられるのと同じで、首振り現象が起こるのである。  倒壊した家屋の多くは、実は、地上の建物は潰れているのに基礎は残っているのである。倒れているビルの地下部分も設備が壊れたりひぴ程度は入るが、崩壊するようなことは少ない。断層が建物の真下を通らない限り押し潰されることもない。地上の建物の尋常とは言えない壊れ方は、地下と地上建造物の耐震性の差を如実に物語っているのだ。

このページの先頭へ