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緊急通報システム

2018年4月6日「金曜日」更新の日記

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 高齢者や障害者にとって、介護保険制度でどんなケアを受けていても全く安心ということはないと思います。特に一人住まいの方は、夜間の緊急事態にどう対応すればよいのか不安です。緊急電話など最低の救急システムは自治体やコミュニティー単位でかなり普及してきましたが、その他必要なきめ細かなシステムは、まだまだ期待できるまでには至らず、自分で設備する必要があります。  このうち、事故の起きやすいトイレや浴室の非常ボタンで外部と連絡する方法が基本的なものといえます。ボタンを押して、その場でブザー音を鳴り響かせる簡単なものから、近所の知り合いや親戚とか、集合住宅やコミュニティーの管理人や世話人、警備会社などに通報できるようにしたものまであります。  いまはIT万能の時代で、感知・通報システムはいろいろな分野で応用されています。  ガス事故を防ぐために、メーターにミニコンピューターを取り付けて、普段の生活では考えられない異常な出方が続いていれば、自動的にストップさせることができます。ガス漏れとか消し忘れによる中毒や火災の予防、自殺防止などに役立ちます。電気や水道にもこのような装置を取り付けることができます。  赤外線センサーという装置を取り付けて、泥棒よけに利用することはピルなどではずいぶん普及していますが、これをコンピューターと組み合わせ、生活リズム・センサー(感知器)として利用できるようになりました。一人暮らしのお年寄りが普段住んでいる部屋に取り付けて、一定時間、人の気配を感じないと判断したときに、自動的に外部へ通報するシステムです。発作などで突然倒れて、自分の力で通報できなくなったような場合に役立ち、一命を取りとめることができます。  ただし、ただし!です。通報装置に関しては、メーカーには性能の良いシステムを作っていただくことはもちろんですが、常に点検を怠らないことです。ホテルなどでの火災惨事の原因が、誤作動でいつも迷惑するため、従業員が電源を切ってしまっていたためだったというようなことが度々起こります。どんな優秀な警報装置でも、いつも正常に働くことをチェックしておかなければ宝の持ち腐れも同然でしょう。  さて、お宅ではどんな通報システムがよいか、家族のライフスタイルに応じて考えておくことをお勧めします。

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