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高層住宅での子育て

2018年4月19日「木曜日」更新の日記

2018-04-19の日記のIMAGE
 都会では住宅地の狭さから都心に高層のマンションが次々に建てられ、売行きも好調のようです。  ひと昔まえまでは東京などの14階建ての並ぶ団地は「超高層」団地といわれていましたが、今では40階以上のマンションが珍しくなくなり、超の宇は次々に塗り替えられるようになりました。  よく言われる高層住宅の持つさまざまな問題点のうち、育ち盛りの子どもに関係する問題点を拾ってみたいと思います。  まずよちよち歩きの乳児、これは母親がつきっきりですから問題ないといえますが、それでも買い物などにちょっと連れて出るというわけにもいかず、外気に触れ、日に当たる機会も普通の子より減ることになります。  幼児が問題です。ある程度のことは覚え、独立心も旺盛なら、1人で地上の広場や公園に出かけて遊ぶこともできます。しかし・・・。  私はエレベーターのボタンを飛び上がって押していた幼児を見たことがあります。また内部がおしっこでぬれていたのを見たことがあります。遊んでいる子どもは適当なトイレがなければ、たいてい急いで家の使い慣れたトイレまで戻ることになりますが、我慢できなくなって仕方なしに用を足してしまうことは当然の成り行きです。  危険な遊びをしていても母親は見ることも、ましてや声をかけることもできません。誘拐の心配までしたら、これは小学生、中学生になっても続くでしょう。いきおい母親は子どもの外出行動そのものを不安がり、家に閉じこめるよう拘束しがちです。  幼児は、母親の目と声の届く所では遊ばせられること。これは子どもが健康に育つための住まいの必須条件です。欧米では5階以上は「住まい」とはいえないということが通説になっています。閉ざされたハコの中でテレビゲームや携帯電話に集中するようになった子どもは、友だちと遊ぶことで養われる社会性も育たず、ひ弱なモヤシっ子になってしまうでしょう。

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