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災害時の飲料水

2018年4月26日「木曜日」更新の日記

2018-04-26の日記のIMAGE
 わが国の水道普及率は96%と大変高く、全国どこでも安全な飲料水を得ることができるといえます。しかし、震災などの災害で、水道施設が破損し、給水がストップしたときのことを考えると、各家庭で水を備えておかなければなりません。  災害が地域的に小規模の場合は、給水車がすぐに駆けつけてくれるはずですが、それが不可能な場合は、地元の水道機能が回復するまで、最低3日間くらいは自力で確保しておく必要があります。特に病人、高齢者、乳幼児にとっては水不足は致命的となります。  ではどれだけの水が毎日必要か、ということになると、水は飲用だけでなく、さまざまな用途に使われるので、各自毎月の使用水量から類推していただくほかありませんが、普通1人1日当たり数百リットルというところでしょう(1000リットルが1立方メートルです。昔、海軍では軍艦の上で生活するのに、洗面、洗濯まで含め、わずか20リットルでまかなったと聞いています)。  しかし、最低生命の維持に関して必要な飲料水に限っていえば、1人1日当たりの必要量は2.5リットルといわれています。ぜひとも家族の人数や年齢構成に応じた飲料水を常時確保しておきたいものです。その目安は1人当たり2~3リットル×3日分(大ざっぱには少し多めに、10リットルに家族数を掛けたもの)となります。  ただし水は保存しておくと腐る(消毒用の塩素がなくなって、微生物が繁殖してしまう)ものですから、頻繁に取り替える必要があります。

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