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「グラッ」と来たら

2018年4月28日「土曜日」更新の日記

2018-04-28の日記のIMAGE
 最近は「災害は忘れたころにやってくる」ということわざが通用しないほど、いろいろな災害が起こるものですから、この際、大地震への対応についても触れておきたいと思います(建物が地震や火事に対して丈夫に造られていなければならないということは当然ですが、造り方に関して今ここでは触れないことにします)。  「地震!それ火元の消火!」今やこのスローガンほど行きわたっているものはないと思います。昔の善光寺地震にしても関東大震災にしても、また、最近の阪神・淡路大震災にしても、確かに火災が起こらなければ、あれほどの死傷者は出さずに済んだでしょう。  しかし、最近は「何がなんでも消火」という考え方に疑念が出されています。建物の中には、燃えやすい物がたくさんあることは昔も今も変わりありませんが、まきや練炭や炭の時代ではなくなって、ガスやストーブが普及した現代では、火元の状況がかなり変わっています。また、燃焼器具の地震に対する自動消火装置もかなり普及してきています。  もちろん火を消す必要がなくなったわけではなく、消防署は初期消火の必要性を強調し続けるでしょうが、何がなんでもという考えは捨てて、大揺れのときはまず「身の安全」を確保することを第一に考えるようにしたいものです。そして第2に「消火」です。阪神・淡路大震災では、初期消火を優先したためのけが人が多く出たといわれています。  初期消火のタイミングとして、 1「グラッ」と来たとき 2大揺れが終わったとき、 3燃え始めのとき が挙げられますが、身の安全を確保してからでも、特別な場合以外は、消火は十分間に合うとのことです(地震は縦波の初期微動に続いて、横波の本震動が来るわけですが、初期微動時間が短いほど震源地は近く、直下型ではいきなりグラッと大揺れが来るわけです。しかし、とにかく慌てないことです)。  「グラッと来たら身の安全」が現代のスローガンです。そして、大きな声で「地震だ!」「火を消せ!」「ドアを開けろ!」(マンションの場合)と叫び、行動を起こすことですが、緊急時の対応は、まず「身の安全」以外、絶対的順序はなくケースバイケースといえるでしょう。

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