親世帯が一緒にいることが子世帯の安心に
2018年5月9日「水曜日」更新の日記
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- 最近では、共働き率が増加して、特に小学生の子どもを持つ夫婦の共働き率は6割前後となっています。共働きしている世帯にとって、差し迫った問題は子育てです。子どもが減ってきたと言われますが、保育園に入れない待機児童は、3歳未満を中心に毎年4万人以上発生しています。保育園に入れたとしても、夕方6時や7時には迎えに行かなければなりません。
さらに困るのが、風邪をひいたりしたとき。病気の子どもを保育園は預かってくれません。小学校へあがっても、今度は子どもの帰宅時に誰も家
にいなくて心配という声を聞きます。
こうしたことから、子世帯にとって子どもの送り迎えや病気のとき面倒をみてくれる親世帯の存在は、とてもありかたいもの。
また、共働きといっても家事、育児すべて男女平等にというわけにはいかず、通常は女性(妻)に負担がかかりやすい傾向があります。子世帯の女性(妻)にとっては特に、普段はアレコレ手伝ってもらわなくても、親世帯と一緒にいるだけで心強いはずです。
「イクジイ」が期待されている
こうした2世帯交居での子育てで、特に期待されるのが祖父の存在です。
最近、孫の育児に参加する「イクジイ」が注目を浴び、「イクジイプロジェクト」を立ち上げたNPOなどもあります。親世代の男性はかつて、仕事に忙しく、家事・育児になかなかかかわれなかった人が多いはず。孫育てに積極的にかかわることは新鮮な生きがいになるとともに、家庭や地域に新しい居場所を見つけることにもつながるでしょう。
少子化で子どもの数が減ってきていることや、各種犯罪への不安から外で子どもを自由に遊ばせる機会が減ってきている分、家庭の役割が重要になってきており、親世代の出番が待ち望まれています。
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