部屋探しは重要!快適な生活を送る方法!あたらしくらし

トップ > 平成30年5月> 12日

家族内ナナメ関係のすすめ

2018年5月12日「土曜日」更新の日記

2018-05-12の日記のIMAGE
 これまで日本の多くの組織やコミュニティは、タテの関係が基本でした。 しかし、ひとつの関係だけだと逃げ場がなく、お互いの相性もあります。 最近では、企業も組織のあり方を工夫してきています。例えば、新入社員の定着率を高めたり、メンタルヘルスの問題を防ぐため、他部署の先輩社員をトレーナーなどとして付け、いろいろな相談に乗るナナメの人間関係を人事の仕組みとして導入しています。  2世帯交居でも、タテ関係の親子、ヨコ関係の夫婦に対して、祖父母と孫、嫁と姑、婿と舅などはナナメの関係といえます。ぜひこうしたナナメの人間関係を積極的に楽しみましょう。こう言うと、テレビなどでよくいじめの構図で描かれてきた嫁と姑などはタテ関係ではないかと思われるかもしれませんが、それは昔の家父長制でのこと。いまは、お互いの価値観やライフスタイルを尊重して、一緒に暮らしを楽しむ方が増えています。むしろ実の親子ではない分、嫁と姑は同じ女性としていろんなことを教え合ったり、オシヤレして一緒にお出かけしたり、肩肘はらない付き合いができるのではないでしょうか。婿と舅、孫と祖父母も同じような ナナメの関係として、いろいろな可能性を秘めているはずです。  そもそも昔の日本には、家父長制のタテ関係だけでなく、家庭や近所にこうしたナナメの人間関係がありました。家には祖父母やおじ・おばが同 居しており、近所にはおせっかいなおばさんやおじさんがいて、子どもが親とぶつかったときなどに、逃げ場となってくれたのです。  親子のタテ関係、夫婦のヨコ関係だけではお互い正面から衝突しがちなところ。2世帯交居なら、ナナメからの発想や意見が入ることで、対立が エスカレートするのを避けながら、より良い答えを探し出すことがしやすくなるはずです。

このページの先頭へ