管理人はだれ！？

2018年8月3日「金曜日」更新の日記

新築工事では竣工引渡しのときに請負会社から建主に新しい建物の鍵を渡します。新築工事では引渡し迄の工事中の建物は請負会社のものであり、まだ建主のものではありません。大規模修繕工事の場合には、もともと建物は発注者である区分所有者全員のもので、請負会社のものではありません。この場合は工事完了届と工事目録を渡し、これで引渡しとなります。工事目録は竣工図書と呼ばれ、工事記録の諸々の書類の他に「性能保証譜」が波されます。この保証書は工事の品質保証で請負会社と下請専門会社と使用材料メーカーの三者が連名で、工事種別毎に保証する形になります。性能保証とは、材料や施工のミスにより事故が発生した場合に引渡し日から起算した一定の保守期間は無償で手直しする約束となるものです。■マンションの竣工式・マンションのお祭り：無事に大規模修繕工事が完了したことを記念し祝う行事が竣工式となります。マンションの居住者にとっては工事期間中の煩わしさから開放され、奇麗にリニュアルされた建物の姿を喜び祝う、お祭のような記念日です。この日を獅子舞、盆踊り、餅つき、バーベキュー、屋台、運動会などと兼ねてすべての居住者が参加する行事とすることもあります。公式の行事は管理組合が主催します。まず請負会社が工事完了を報告し、工事完了届と工事目録が渡されます。これを受けて管理組合は契約通りの工事を受領したことを確認し、工事の苦労を労い、工事の無事完成を感謝します。お祝い、祝辞や、マンションが今後さらに良好に維持管理される希望や抱負や決意が述べられます。管理組合から請負会社や建築家に感謝状、記念品、金一封などが送られる場合もあります。公式の行事が終わると後はお祭りになります。