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シックハウスをつくるほんとうの原因

2018年8月27日「月曜日」更新の日記

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有機化合物の汚染を起こさないためには、できるだけ化学薬品を使わない建材や生活に切り替えていく必要があります。たとえば、コストは高くつきますが、住宅の床組材に耐腐朽性、耐蟻性のある樹種(ひのき、ひば、けやき、すぎ、からまつ)などを使用することによって、薬剤処理に代えることができます。また、結露しない工法の研究によって、カビやダニの発生をおさえ、木材の腐朽を防止することは十分に可能です。現代は、まったく化学物質を使わずにすませるというのは不可能になっています。ですから、化学物質の使用を極力抑えて、できるだけシンプルな生活が望まれるわけですが、その場合でも、換気が重要な問題になってきます。建材などから化学薬品を追放しても、住宅内で発生するVOCをまったくゼロにするわけにはいきませんが、最近のような密閉度の高い、換気不良住宅では、住宅内で発散された有害物質は逃げ場がないまま、室内にたまってしまうからです。日本の住宅がシックハウスになりやすいのは、このように換気を考えない密閉化というところに根本的な問題が潜んでいるのです。

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