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健康な家とはつまりこういうこと

2018年8月29日「水曜日」更新の日記

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昔は、湿気のこもる家には病がはやると言われました。湿度の高い日本の風土では、風通しのよい家を造ることは、健康面からも重要であったのです。ところが、現在の住宅は、換気を考えない密閉化によって、化学物質の氾濫以上に室内の空気環境が悪くなっているのです。まえにも述べたように、厚生省は室内ホルムアルデヒド濃度の基準値を0・08ppmと定めています。ppmという単位は、あまりなじみがないのでピンとこないかもしれませんが、この0・08ppmという数字は、濃度としてはきわめて薄いものです。健全な空気は二酸化炭素の上限値を0・1パーセントとしていますが、これは1000ppmになります。このことから見ても、定常的な換気がごくわずかでもあれば、ホルムアルデヒドをはじめとする有機化合物の濃度が0・08ppm以上に高まることは、けっしてないはずなのです。健康な家とは、たんに居住者に中毒や病気を起こさせないというだけではなく、居住者が快適に日常生活をおくることができなければなりません。そのためには、「空気」という目に見えないものへの配慮がなされているかどうかが問題になってきます。しかし、いまの日本の住宅のほとんどが、健康な空気の確保ということを考えずにつくられている、といっても過言ではないでしょう。

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