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すき間の多い家=空気環境が良いってわけではない

2018年8月31日「金曜日」更新の日記

2018-08-31の日記のIMAGE
「換気」とは、室内の水蒸気や不快ガスが速やかに排出され、新鮮な空気と効率的に入れ替わることで、たんに熱ロスの発生につながる空気の出入りである「漏気」とは区別したいと思います。また、あちこちにすき間はあるが、結果として通風が悪く密閉的な家と、あらかじめすき間を極力なくすと同時に水蒸気の侵入を排除するように施工した気密度の高い家も区別する必要があります。一般に空気質の基準値には、二酸化炭素濃度(基準値は1000ppm)を用います。換気が効率的に働いている家では、この水準を保つための換気回数は、一時間に0・5回で十分なのですが。すき間の多い家では、一時間に2~5回も空気が出入りしているにもかかわわらず、夜間に窓を閉め切って寝ると、空気はひじょうに汚れてしまうのです。8畳間に大人2人が寝ていると、ピーク時には二酸化炭素濃度が4000ppm近くまで上昇してしまうというデータもあります。すき間の多い家は、酸欠にはならないというだけで、けっして健全な空気環境にあるわけではありません。こういう家は、閉め切ってしまうと、漏気がある割りに換気していないのです。

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