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建て替えか増改築か

2018年9月2日「日曜日」更新の日記

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整理は、なにがあるか知ることからはじまります。まず思いつくままに、小さな紙一枚にひとつずつ書いていきます。最初はともかくなんでも書きます。もう出尽くしたと思ったとき、今度はそこから間取りに関係のあるものを拾い出します。面積と動線と配置に関係あるものです。優先順位をつけて、どうしても必要かどうかをもう一度よく考えます。たいへん重要なこと、なるべく実現させたいこと、できればしたいことと、はじめは大きく三つぐらいに分けてみましょう。このためには一枚の大きな紙より、最初から小さな紙切れに書くと、同じことを何度も書かなくてすみます。自分で問取図を作らないときでも、設計者や工務店との打ち合せにこのリストがあるとても役に立ちます。おおかたの住宅が、たった20年も使われずに建て替えられているという現実は、たいへん情けないことです。この原因は、よほど粗悪な物件でない限り、物理的な寿命によるものではなく、使い勝手が悪くなったためと考えるのが妥当です。そこで次のように、建て替えか増改築かを考えてみることはできないでしょうか。たとえば、それまでの25坪の家を10坪増築して既存部分の改造も合わせて仮に1500万円かかったとします。結果として35坪の家になります。工事費は、乱暴ですが増えた坪数で割ってみると、坪当り150万円です。たいへん割高であるように一見、見えます。でももし、取り壊して、35坪の新築をしたらどうでしようか。仮に坪当り75万円だとしても、解体費や工事中の仮住まい費用引越し代二回分などが余計にかかりますから、工事費は単純に35×75=2625万円というわけにはいきません。税金もずっと高くなります。まあ、300万円がもろもろにかかったとしましようか。総額で2925万円です。35坪の新しい家ができました。同じ広さの家に対して新築は増改築のほぼ倍の費用がかかっています。質の差については、ここではなんともいうことができませんので、広さだけの価値について比べてみます。新築前の家に対して同じく10坪増えただけです。かかった費用総額は2925万円。増えた坪数に対して1坪当り300万円近く払ったことになります。同じ面積の家を作るのに建築費の総額は、増改築のほうが確実にずっと少なくてすむのです。もし、増改築にあと500万円余計にかけたとしたら、新築より満足できる家となるかもしれないとは思えませんか。3尺のモデュールは、畳の大きさからだいだいの広さの見当をつけることができるので、大変便利なものです。

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