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和室を二つ以上設計する場合

2018年9月9日「日曜日」更新の日記

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客間と茶の間、寝室と客間、老人室と茶の問、老人室と客問など、和室を二つ以上設計する場合にはできるだけ続き問にするよう心がけましょう。現在は各家庭を舞台にして大勢の人が集まる機会というものはどんどん減っているように思えます。ですから、二室を仕切っている襖を取り払って大広間に変身させ、大宴会をするというふうな使い方の役に立つことはあまりないでしょう。おすすめする主な理由は、普段の生活子供室が使われる期問は決して長いとはいえません。高校生までだったら親元を離れることはそう多くはないでしょうが、大学生となったらもうわかりません。子供に個室が必要になるのが小学校の高学年とすると年齢は10歳前後、子供室が使われる期問も10年前後といえましょう。平均寿命の長さからいって、30~40年以上夫婦ふたりだけの生活となる場合も少なくはありません。あるいはまた、成人した子供の一家と同店するという例も、今後ますます多くなってくること社会的資源の尊重を思うと、一生同じ家に住み続けるのではなく、そのときの家族の状況に応じてぴったりの家に住み替える方式が理想ですが、現実には家の物理的寿命とは関係なく、増改築・大規模なリフォームや建て替えがどんどん行なわれています。誰も10年後の家族の状況を正確に予測することはできません。必要に応じて修理したり手を加えたりしながら、今の家をできるだけ長く使っていきましょう。そのためには子供室を作りすぎてはいけないのです。作りつけの家具などはできるだけ少なくして、同じ大きさの二室が並んでいるときは、間の壁は取り払っても二階や屋根に影響がないようにしておきましょう。また、あまり居心地よくし過ぎるのは考えものですからほどほどに、私の設計例に、二階を二つの個室とせずに、仲のよい見弟二人共通の居問と寝室としたものがあります。そのため、この家はそのままでも将来の家族の変化にある程度対応できます。増改築する場合と合わせてご覧ください。家族の状態というものは毎年毎年変化していくものです。子供はあっという問に成長してしまいます。たとえば間取りを考えるとき、今よちよち歩きの子供がいるからといって、その子のことを考慮に入れるのは考えものです。今お母さんの後を追って離れない幼児でも、数年後には幼児ではなくなります。赤ちゃんが歩くようになるのは『二年、その後は幼児でも大人の目が離せない期間というのは長くて3、4年、小学校に入れば行動半径は相当広がります。

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