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個別住宅で実験した結果

2018年9月16日「日曜日」更新の日記

2018-09-16の日記のIMAGE
生ゴミを収集して、処理場にもっていき、焼却するためにかかる膨大な社会的コストの削減、さらには水分の多い生ゴミを焼却するためにゴミの焼却温度が下がり、その結果、ダイオキシンが発生しやすくなる公害問題などが当時すでに俎上にあげられ、その解決策のひとつとして、アメリカの例にもあったようにディスポーザーが注目されたのだった。そうしたなかで大森は、日本においてディスポーザー排水を浄化槽に流したらどのようになるのか、そして、どのような浄化槽管理が必要になるだろうかをテーマに、黙々と研究を進めていたのである。日本環境整備教育センターに移籍して引きつづき、大森はディスポーザーと浄化槽の関係について調査研究を進めていた。一戸建て用の個別住宅で実験した結果、「はじめから機能が不安定な浄化槽は、ディスポーザー排水を流入させるとやはり不安定になり、機能が良好な浄化槽では、ディスポーザー排水を流しても問題はほとんど起こらない」という結果を得た。つまり、ディスポーザーによる食物残滓ジュースが流入するかどうかが問題になるのではなく、しっかりした機能の浄化槽を設置すれば、すべて問題はオーケーではないのか、という方向性がみえてきたのである。大森によれば、浄化槽による汚水処理技術は、家庭用浄化槽でも下水処理場でも、し尿処理場でも原理はまったく同じなのだといいます。

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