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年の取り方は千差万別

2018年9月21日「金曜日」更新の日記

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年齢が進めばどこか衰えるところが出てくるのはしかたのないことです。では将来車椅子でも不自由しないように、今から用意をしておこうかという気持ちには誰でもなるかもしれません。でも年の取り方は千差万別です。どこがどういうふうに衰えてくるかは誰にも予測できません。厚生省の健康意識の調査によれば、今、65歳以上の人々のうち70%以上は健康だと感じています。「よくない」は男女でそれぞれ3.5%と3%。「不明」と合わせても5%未満です。「あまりよくない」と答えた人々もなんとか日常生活には困らず、健康面ではまずまず幸せといえる暮しをしていると考えてよいのではないでしょうか。将来それ以外の5%に自分が該当するかどうかはまだわかりません。さらに、その中で車椅子生活を長期間自宅で余儀なくされるケースとなる可能性は、そう多くないと考えてよいのではないでしょうか。自然に衰えていく運動能力を考えたとき、危険がないように段差をできる限りなくすことはとてもたいせつです。手すりも必要になったらしっかりつけられるようにしておきましょう。風呂場の床を滑りにくいものにするのは、高齢者がいようといまいと、どのような家族の住まいにも必要なことです。でも、年を取って車椅子を使うようになるかもしれないからと、ほかの部屋を狭くしてまで廊下の幅を広げることは意味のないことだと思います。また、しょっちゅう開けたてする出入口の扉を、使うことになるかどうかわからない車椅子のために引戸にするのも考えものです。襖と障子以外の引戸は動かすときに必ず大きな音がするものですし、一般に気密性が悪く、建築的処理にも手間がかかるうえ、戸締りもむずかしいからです。事故などが原因の体力のある障害者と違って、老齢のために車椅子を使うことになったとき。もうその人に自力で車椅子を動かす体力は期待できません。必ず車椅子を押す人がいるということを念頭に入れて将来の計画をする必要があります。パーティや食事中には、宗教と政治の話は夕ブーだとか。別の一言葉でいうと、信仰と信念について議論をはじめたら、とても和やかな雰囲気を維持できないということでしょうか。住宅の設計に政治的信念はあまり関係がありませんが、信仰の一種、家相に対して建築主やまわりの人がどういう態度であるかはたいへん重大な影響があります。もし建築主が家相を信じていなかったとしても、ときに出資者である健築主の親見弟や親しい叔父叔母、つきあいの深い知人などが、ほんとうに心からの善意で建築主に忠告をしてくれます。

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