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付近の神社に相談を

2018年9月22日「土曜日」更新の日記

2018-09-22の日記のIMAGE
敷地・方位・道路・予算など家相以外にも沢山ある動かしがたい条件が家相上の条件とぶつかって、どこまで家相を生かした家作りをするか悩むときに、ジレンマが起こります。家相を気にかけていなかった建築主でも、敬愛する人々からの善意の忠告が多かれ少なかれ心に不安を引き起こします。そんなときにはまず、付近の神社に相談をしてみましよう。なにかよい方法を教えてもらえるかもしれません。十分な広ささえとれれば、住宅にまず必要なものは、しっかりした基礎と屋根と外壁です。内部はそのときそこに住む家族の状況に合わせて好きなように変更可能にしておく。そして一度建てたら、木造住宅でもせめて100年ぐらいは使われるべきものだと思っています。ところが現実には、狭小な敷地と工事費の制限という条件がついてまわります。木造では、二階の床を支えるための柱を一階の内部に立てないわけにはいかない。というわけで、一階の間取りの自由はあきらめて、二階がどうにでもできるように内部の柱ではできるだけ屋根を支えないように心がけて設計しています。普通は、一階に台所・居間・浴室・トイレ・洗面所などの共同部分、二階に個室群という配置となっていますので、この個室郡を変更可能にしておきます。家は物理的な寿命が来るまでできるだけ長く使ってもらいたいものです。私の夢では100年ですが、現実の目標としては50年。その一例をシミュレーションでご覧ください。いま、日本では建物の寿命はたいへん短くなっています。物理的に老朽化したから壊されるのではなく、中に住む家族の生活の変化に家の造りが合わないという使用上の理由が圧倒的に多いのです。日本のGNPを上げるのにおおいに役に立っているに違いありませんが、社会的財産の見地からは大きな損失です。私たちが住宅貧乏なのも当然のことといえるでしょう。玄関を入って中廊下が続き、その南側に和室や居間・食堂、北側には浴室・洗面所・トイレ・台所というような配置はよくあるパターンです。でも、普通の住宅で中廊下を作って、いいことはなにもありません。中廊下型のプランができてしまったら、次のような観点からもう一度考え直してみましよう。玄関の向きを変更してみたらどうだろうか。玄関が建物の中へ入り込むようなかたちはとれないだろうか。台所への通路がほしければ、洗面所を通過するような形にしてみてはどうだろうか。廊下には、縁側と呼ばれる和室の南側につける形以外は、通路としての意味だけしかありません。30~40坪の広さに数人で住まなくてはならないような場合、専用の通路である中廊下ができてしまうのは、ゆとりとは程遠く、面積のムダ使いでしかありません。しかも、中廊下の場合は外の光を期待できることはほとんどなくて、昼間でも薄暗くなるのが普通です。

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