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新たな発想のヒント

2018年9月28日「金曜日」更新の日記

2018-09-28の日記のIMAGE
私はつい『そんなら、神戸市は食器洗い機も禁止してまんねんな』といってしまったのです。『なんでや?』『だって、食器洗い機は、皿に食べ残しがくっついておって、それを洗って流すやないですか。それがよくて、なんで同じものをジュース状にして流すのがいけないのですか?』こういうたら、先方は『それとこれとは話が違う』とえらい興奮してしもうて」青山もひと言いいだしたらもう止まらなかった。がまん、がまんと抑えていた青山の気持ちはついに爆発し、かたわらのいすを床に叩きつけると、「もう、日本は終わりや!こんなアホな役人ばかりおる」こういい捨て、きびすを返して帰ってきてしまったのです。この顛末のため、神戸市のディスポーザーに関する規制はそれまで以上に厳しくなってしまったそうだが、実は、このできごとのおかげで、青山は、ディスポーザーから出る排水を水洗トイレのし尿処理レベルまでもっていったらいいのではないか、という新たな発想のヒントを得たのである。つけ加えておけば、このときの役人とは、その後、ひょんなことから再会し、話が合うようになり、今はけっこううまくいっているという。あけっぴろげに素をみせる人間には愛する者こそおれ、心の底から憎む者はいない。青山がそんな思いを温めていた平成2年、渡りに船というような研究協力依頼が飛び込んできた。依頼の主は、厚生省の外郭団体の財団法人日本環境整備教育センターの大森英昭工学博士で、厚生省の高度処理に関する委託事業の一環として、「ディスポーザー排水を浄化槽に流入させた場合、どのように管理すれば、環境負荷をかけずに処理できるか」という課題で研究をするということだった。

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