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ラブストーリー

2018年10月7日「日曜日」更新の日記

2018-10-07の日記のIMAGE
<人生の節目に住まい探し――様々な家族愛や恋に思わず“ホッ”>業いとしている不動産業は、社会的にも人生の上でも重要な分野だけに難しい点もあり社会の硬化でギクシャクしてきたが、アパ・マンの仕事をしていると、時にはホッとしたりハッとする事もある。家族愛や恋は生きている者の特権だが、少しは楽しさに照準を当てて、恋について考えてみたいと思う。人は恋をし、愛し合い、家庭を持ち、命が閉じるまで色々あるが、その重要な節目に私達の店に来る。カップルが部屋を借りて住むのは3~4年ぐらいなので、彼等と会うのは5~6回ぐらいか。部屋探しを初回として、契約・クレーム・契約の更新・退去時の立ち会いぐらいであろうか。それ故、ラブストーリーのドラマは大部分が見えない垣根の向こうで演じられ、私達が垣問見るのは5回ぐらいのカットシーンとなるが、それでもワクワクするのにこと欠かない。ほとんどの日本人カップルは、落ち着いて健全で好ましい。若者のカップルもほほえましく、さすがは日本人だなと感心する。テレビで放映されるような極熱の組み合わせは皆無で、リップサービスばかりやる韓流のような組もいない。さびしいと言えば罰が当たるのだが、それでも数が多ければ、変わったのも出てくる。業務上の知り得た情報なので、プライバシーの侵害が気になるが、5年経つので時効と解釈して話してみたい。強烈な記憶として、2階に住んだ美人妻のカップルの例。女性は往年のE・バーグマンのように、愛くるしく官能的でつぶらな瞳の人。店に入ってきた時から堅く手を結び、お熱い2人。契約する時も顔を寄せて、キスをせんばかり。わが社の女性課長が「うらやましいわ」とため息をついたほど。アパートの2階に住んで、階下や隣人と親密に付き合ったらしいが、3年で離婚し退去。聞くところによると、階下の男と一緒になったとか。どうやら数人の男がこの女性に振り回されたらしい(と聞くだけで、私の胸もドキドキする)。またフィリピンで教師をやめて日本人の妻となった美貌の女性。アパートに住んで3年。出る時はやつれた顔に。どんな苦労があったのか。外国人のラブだけに痛々しい気がする。かと思うと、60歳の男に30歳の女性カップル。恋は自由だが、親子ほどの年齢差。心配したように6ヵ月後に男性が死亡。相当無理をしたのだろうか。やっぱりラブは普通のカップルが似合いだし、ラブストーリーは普通のでいいな、と思う。

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