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マンション名は誇張ではないか

2018年10月15日「月曜日」更新の日記

2018-10-15の日記のIMAGE
<「豪邸=マンション」?――日米の感覚の違いに感じる矛盾久し振りに日本に戻って来た米国籍の知人が、不思議そうな顔で私に闘いてきた。「マンション?ビルの集合住宅をどうしてマンションと呼ぶの?」「私もよく解りません。多分、日本の習慣として呼ぶんだと思います。野球をバットボールと呼ばずに、ベースボールと呼ぶように」「おお、驚きだわ。日本では、アレがマンションなの。アメリカでは、マンションは大きいよ。土地が1000坪、家が300坪だね。どうもよく解らないです」。私も「…」「私、日本人うらやましい。みんなマンションに住んでいる」と言いながら、彼は高笑いした。なぜこうなったのか解らないので、私も返事の仕様がない。どこでどうまちがったか知らないが、困った話である。別に調べたわけでもないが、マンションとは豪邸のことだろうし、建売住宅や賃貸住宅を指すのでもなさそう。では、豪邸=マンションとはどういうのをいうのだろうか。浅学非才の身で恐縮だが、大きく美しく荘重な造りであるだけでなく、余裕のスペースと必要な機能が大切。外部のテニスコートやプールやマリーナは別として、各室にバス、トイレ、施設が必要であり、それぞれの空間が広くなければ、意味がない。例えば浴室にはサウナも付き、外部に庭園を作るから30㎡は要るだろう。四季折々の自然が楽しめるように。余裕が必要で、人間のステータスを高め、人間らしさを保つこと。考えてみると、昭和30年代後半に公団団地が建ったが、マンションができたのはその後だと思う。経済のみが躍進したが社会は混乱し、不動産業界は倫理観もなく乱れていたと思う。その間隙をぬって無知な誰かが、鉄骨住宅をマンションといったのではないだろうか。確かに木造より豪華に見えるが、とんだお茶目をやったものである。世の中に偉い人はごまんといるか、この言葉の矛盾と不合理さを指摘する人がいないのは、なぜだろうか。これは明らかに誇大表示だし、名前と実物が遊離して業界全体が笑われてもしようがない。ところで、私はマンションに住んだことがない。若い時から一戸建てを買い、支払いに追われていたので、買うことも住むこともなかったのである。だからマンションの良さを知らないのだ、と言われてしまえばそれまでだが、でも、私はあえて言いたい。「マンションとは、豪邸のことですよ。マンションに住めなかったのは残念だけど、でもいいですよ。私はマンションよりもっと良い…一戸建てに入ってますから…」

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