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不動産価格は上がるのか

2018年12月22日「土曜日」更新の日記

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157ページの表は大手不動産会社4社の2007年および2012年の有利子負債の金額を比較したものです。これによれば住友不動産はここ5年間で有利子負債は1.73倍、その額は2兆5000億円に達しています。2012年の住友不動産の売上高は約6886億円ですから、売上高に占める有利子負債の比率は370%にも及ぶことになります。住友不動産のみならず、この状況は三井不動産、三菱地所、東急不動産に至る大手不動産会社のすべてに及んでいます。リーマン・ショックを契機とした金融危機を経て多くの不動産会社やファンドマネジメント会社が事業の縮小や倒産を余儀なくされる一方で、大手不動産会社については金融機関からは潤沢に資金が供給されていることがわかります。また、REITと呼ばれる不動産投資法人については、ここ1年で金融環境は大幅に改善しています。REITは不動産物件の購入資金を自らの投資口(株式会社の株式に相当するもの)の増資、一般企業での社債にあたる投資法人債の発行または金融機関からの借入金で賄っていますが、大手のREITを中心に盛んに資金を調達している姿がわかります。特に2012年から2013年3月にかけての増資額は3158億円、投資法人債の発行価額は2209億円(不動産証券化協会調べ)にも及び、マーケットは活況の状態が続いています。

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