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透けて見えるような資料

2019年1月13日「日曜日」更新の日記

2019-01-13の日記のIMAGE
「実際に予定がある」と回答した人は全体の3%であったようですが、「予定はないが、してみたい」という人は51・2%にものぼり、回答者の半数を超える結果となっているのです。そして年代別に集計を行っても、それぞれに意識格差は存在せず、どの年代も関心が高いことがわかります。滞在先の人気は「ハワイ」「オーストラリア」「ニュージーランド」などが高く、これは選択理由の「自然が豊か」「気候が温暖」などを反映したものになっていると思われます。以上のように多く人の興味をひく海外移住、海外長期滞在ですが、最後に外務省領事局が毎年発行している「海外在留邦人数統計」(平成19年速報版)を見てみましょう。こちらの調査対象は、在留期間が3ヵ月に満たない旅行者や短期滞在者は除外され、永住資格を持つ「永住者」と、在留国での生活は一時的なものでいずれ日本へ戻る心づもりである「長期滞在者」に対応しています。長期滞在者には当然、民間企業や専門職業の関係者や家族、または学生や政府関係機関職員なども含まれるわけですが、海外在留邦人数推移は毎年増加の傾向にあります。地域別に見ると、北米やアジアが多くを占めているのは世界的人口傾向と民間企業の数に比例しているものと思われるのですが、イタリアを含む西欧の数も若干ではありますが年々増えており、前年比プラス7・07%という数字が記されています。もう少し詳細に国別に調べてみれば、欧州内では英国、ドイツ、フランスに続きイタリアは邦人数で17位。昨年度、一昨年度から増加を続けています。ユーロ高とイタリア国内経済の停滞により、バブル期には多く存在していた本邦企業の支店や事務所、現地法人化された日系企業は次々と撤退し、いまや激減していると言われて久しい邦人の数ですが、それでも長期滞在者は増加の一途、という事実があるわけです。企業や職業に引きずられることのない長期滞在の傾向が、透けて見えるような資料であると思います。

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