管理人はだれ！？

2019年1月15日「火曜日」更新の日記

なんだ意外に安いではないですか、と思いましたが、1杯2500円のマティーニなぞは、日本ではあまり見かけることはありません。これがユーロ高に起因する物が影響を与えているものなのか、はたまた伝統技巧に対する対価であるのかわかりませんが、素晴らしいマティーニであったのは間違いありません。ユーロ高とはいえ、欧州ならではの贅沢は、やはりなくしたくはないのです。「海外移住」や「海外長期滞在」を目的とするなら、欧州の場合、唯一のネックとなるのが物価の問題でしょう。もしも「生活費」や「予算」を主眼に置くならば、欧州はその適所とはいえず、物価が安いと言われるアジアの諸国などが大きな魅力のひとつになり得ると思われます。しかし安定を見せる政治状況、成熟した文化と公共社会の利便性など、総体的なバランスでは欧州にもわずかばかりの利があると思います。欧州内でのイタリアは、ＥＵ加盟国内でも労働賃金が低いことで知られ、その金額はドイツに比べて10％、英国に比べて20％、フランスに比べて25％も少ない賃金基準であります。しかし物価の上昇などは、ほかのＥＵ国と同等であるため、イタリア国民の生活も厳しく、苦しいというのが実情です。それでも彼らは人生を謳歌するために、さまざまな工夫ややりくりをしながら、日々の生活に立ち向かっています。その状況はバブル崩壊後、景気が戻らずワーキングファーを生み出した日本と変わらないのは言わずもがな、彼らが実践する生活の知恵を拝借すれば、長期滞在に限らず、個々に即したシンプルライフが実現できると考えています。