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買い手は、本当はどこで失敗しているのか?

2019年1月22日「火曜日」更新の日記

2019-01-22の日記のIMAGE
一方、買う側の実態はどうでしょうか。そもそも家を購入する際の大きな決断ポイントは2つあります。「いつ買うか(購入時期)」と「どれを買うか(物件選び)」です。私が「住宅情報」の編集長時代にさまざまな調査やアンケートを実施した中で、失敗・後悔の類は、ほとんどと言っていいほど「物件選び」にまつわるものでした。具体的な例を見てみましょう。新築マンション購入者(複数回答)116人の失敗ランキングは次の通りです。1位:間取り、構造(171件)2位:共用施設(157件)3位:立地・周辺環境(107件)4位:お金(105件)(住宅情報スタイル編集部が2005年6月に調査した内容記事、同誌7月27日号から抜粋)さらに1位のコメントの詳細をざっと紹介してみます。・思ったより狭い/天井が低い、トイレが狭い、子供部屋にベッドと机が置けない、物を置くと通りづらい。・部屋が使いにくい/窓が多く家具が置きにくい、形が横長なので部屋の奥へ行けない、キッチンと風呂が離れていて動くことが多い、ほしいところにコンセントがない。・音が気になる/上階の子供の走る音が聞こえる、下の階の音がする、朝6時からドンドンする。どうでしょうか。新築マンションに限定したアンケートではありますが、およそ「欠陥住宅」とは縁のない内容です。しかもその内容の大半が非常に初歩的なレベルで、そういったケアレスミスに陥っている人のいかに多いかに驚かされたものです。こうした実際の失敗談と世の「欠陥注意報」的な風潮のギャップは、実に消費者にとってとても不幸なことだと私は思っています。

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