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内覧会立ち会い検査は投資に値するのか?

2019年1月23日「水曜日」更新の日記

2019-01-23の日記のIMAGE
あまりにも購入者が慎重になりすぎるために(余計なとまでは言いませんが)、労力とお金を費やす区分けがあいまいになっているのではないか、と思うことが多々あります。たとえば、竣工(内覧会)検査の専門家委託です。実際に内覧会検査を活用した人の話を聞くと「チェック項目が数十ヶ所もあった」「汚れがひどくてびっくりした」「専門家に見てもらったので安心、お金がかかったけど頼んで良かった」など、売る側に騙されまいと手を打った防衛手段にとても満足している様子でした。しかし、私はこうした感想にいつも疑問符を付けながら聞いています。当然ながら不備、不良品のチェックを前提としているとはいえ、その150ヶ所には、ちょっと自分でふき取れば消える程度のものがどれくらい含まれているのでしょう。そんなところにどうして目くじらを立てるのか、と。専門家に依頼することは確かに心強いものです。しかし、それは、汚れを指摘したり、簡単に直せるものを見つけたりするためではないでしょう。素人ではわからない設計や施工のミスをチェックしてもらうという本来の目的を理解していない人が少なくありません。経済的にも同じことが言えます。たしかに検査費用は数万円程度で、全体の買い物からすれば0・1%前後という負担に過ぎません。しかし、多少の汚れや簡単に手直しのきく項目チェック程度で満足する、あるいは、それらの交渉のために発注しているとするなら、果たしてそれだけの価値があるのでしょうか。内覧会検査を否定するのではありません。「自分でできること」と「プロにしかわからないこと」を明確に理解できていますか、といいたいのです。

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