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理想のマンションを選べない本当の理由

2019年1月24日「木曜日」更新の日記

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居住性はハードではなくソフトで考える住宅の「居住性」と一言で言っても、そのレベルにはいくつかあります。最低限の「居住性」とは、「自然」と「第三者」から人を守り、食欲や睡眠欲といった生活欲求を満たすためのレベルです。つまり最低レベルの居住性とは「雨風がしのげて睡眠がとれる(空間)」「泥棒が入らないように鍵がかかる(セキュリティー)」「火と水が使えて料理できる(キッチン)」と言えるでしょう。それが進化した現在では、同じ居住性でも求めるレベルが格段に向上しています。空間は「高気密、高断熱でエアコンによって一年中空調が効いていて快適に過ごせる」。セキュリティーは「最新防犯設備により二重、三重のオートロックが設置され、24時間万全な警備体制が敷かれている」。キッチンも「掃除の楽なIHクッキングヒーターや食器洗い乾燥機の導入で家事の負担が半減」。このように居住性を高めるレベルはどんどん進化してきました。特に分譲マンションにおいて、そのスピードは目を見張るものがあります。これ以上、「進化した居住性」をハードウェアの言葉で語るには、もはや限界に来ているのではないでしょうか。空調を例に挙げてみましょう。分譲マンションの中でも高額な物件は「天井ビルトイン(はめ込み式)エアコン」を使うケースが一般的です。もちろん、そのほうが本体価格と工事費を含めてコストは高くなります。しかしパワーの大小はあれど、住戸内の「空調機能」においては通常の壁掛け式とさほど大きな差はないでしょう。ではなぜ高額な分譲マンションにはビルトイン型を導入しているのでしょうか。それは「空間が美しく見えるから」です。これは住む側の「すっきりとしたリビング」「インテリアのイメージを損なわない」といった欲求に応えるものといえます。つまりハードウェア的ではなく、ソフトウェア的居住性への欲求から発生しているのです。

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