管理人はだれ！？

2019年1月27日「日曜日」更新の日記

【超一流のエグゼクティブはなぜ賃貸に住むのか】「六本木ヒルズ族」なる言葉が生まれました。「六ヒル」で単に働く人だけの人も含まれますが、六本木ヒルズレジデンスに居を構える人たちがその族の代表と言えます。そのマンションはご承知のように大半が賃貸です。家賃はひと月100万円を下りません。ちなみに月額100万円を返済に充てることができるならいったいいくらローンを組めるでしょうか。約3億円です(金利2％、35年返済の場合を想定。ただし、実際には融資上限額が定められているため、これほどの額を借りることはできませんが)。売買の仲介マーケットに出回っている六ヒルーレジデンスは坪単価500万円くらいが相場です。ということは、3億であれば60坪(約200平米)の広さの住戸が買えて、その上おつりがくるという計算になります。しかし、もちろん彼らはローンなど組みませんし、たとえキャッシュがうなるほど余っていても(実際うなっているでしょうが)買おうとはしないでしょう。それは彼らのライフスタイルを想像してみればすぐにわかることです。一年365日世界を駆け回り、在京中は毎晩のようにホームパーティーを開き客人をもてなす。絶景と高級レストランのデリバリーを肴に高級ワインをたしなみながら。フロントサービスは、英会話はもちろんのこと、不在時の来客に対するホスピタリティーも万全です。防犯も、最新技術を導入したセキュリティーシステムと警備会社との提携により安心です。そして何より、六本木ヒルズをオフィスとして構えています。究極の職住近接です。さらに重要なことは、賃貸であれば税金の支払いや申告の手続きなども激減するし、管理組合のお役も回ってくることはありません。ほんの少しでも仕事とプライベートの時間を妨げることを排除したい志向の人には申し分ないといえるでしょう。