管理人はだれ！？

2019年1月31日「木曜日」更新の日記

次に「ライフスタイルへの柔軟性」です。これは常識的に考えて賃貸が有利と言えるでしょう。所有の場合は売却して住み替えるとき、売買の交渉、契約などの諸手続き、税務申告など何かと手間やコストが発生します。時間的にも経済的にも少なからず負担がかかるのです。したがって、そうそう気軽に幾度も住み替えるというわけにはいきません。さらに、最大の問題はローンの「残債」です。売却価格とうまく相殺できればいいのですが、売却価格を上回るほど大幅に残債がある場合は、売却そのものが成立しないこともあります。実際、今は永住を前提として買う人が多いことを考えると、「所有する＝長く住む」と考えたほう理想のマンションを選べない本当の理由がいいかもしれません。ライフスタイルへの柔軟性は「同じ家の中での間取りの可変性で担保する」しかないのです。もっとも、所有しながら「貸して住み替える」ことを前提で考えるなら、その縛りや手間はかなり軽減します。しかし、その場合は賃貸需要が恒常的に高いエリアであることが物件選定の基準に追加されます。よって立地選定の難易度は飛躍的に上がってしまうわけです。その点、賃貸は何の縛りも選定基準の追加もありません。自由気ままに、自分の志向の赴くままに、その時々で最適な住まいを選択できる。家族構成の変化にも柔軟に対応できるわけです。